■「PASM」(ポルシェ・アクティブ・スタビリティ・マネジメント」を装備
ポルシェは現在、ベストセラー・クロスオーバーSUV「マカン」改良型を開発していますが、次世代型マカンに設定される、EVモデル市販型プロトタイプをスクープするとともに、その内部をカメラが初めて捉えました。
同社のエントリーモデルであるマカンは2014年の発売以来、爆発的人気を誇っています。
第1世代のマカンは2018年にフルモデルチェンジされ、今年2度目のアップデートが執行されますが、今回キャッチしたプロトタイプは、2023年に発売予定の次世代型マカンEVです。
そのキャビン内には、複数のスクリーンを搭載。奇妙なのはデジタルインストルメントディスプレイで、アーチ型のスクリーンのすぐ後ろに長方形のスクリーンがみえます。
手前のボクサーはプレースホルダー(仮コンポーネント)の可能性がありそうです。その横には「タイカン」に似たナビゲーション、「PASM」(ポルシェ・アクティブ・スタビリティ・マネジメント」を装備するインフォテイメントディスプレイ、空調を制御するワイドタッチパネルなど、まるで宇宙船のようなレイアウトが確認できます。
そのほか、スリムなレジスター、ダッシュボードにはアナログ時計、円形のノブと大きな収納コンパートメントを備えた、高い位置のセンターコンソールなども見てとれるなど、大幅改良されるICEバージョンとは大きく異なり、第2世代モデルはより高級感を与えています。
エクステリアはカモフラージュされディテールは不明ですが、4LEDストリップライト、低いスタンス、クーペSUVといえる、大きく傾斜したリアウィンドウスクリーンなどが確認できます。
マカンEV市販型には、アウディと共同開発されたVWグループの「PPE」(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用、同グループのEVモデルと今後幅広く共有されることになります。
EV仕様の詳細は明かされていませんが、高出力と印象的なレベルのパフォーマンスを提供する、フラッグシップ「ターボS」を含むいくつかのバージョンで、2つのバッテリー容量が設定されると予想されます。
次世代マカンEVの登場は2023年と思われ、ICEバージョンと併売される予定です。