■11月のSEMAショー2021でデビュー、生産は2022年初頭を予定
GM傘下のシボレーは、最高出力1,004psを発揮する自然吸気の10.35リットルV型8気筒エンジン「ZZ632/1000V8」を発表しました。
新開発された「史上最大で最強のクレートエンジン」は、11月のSEMAショー2021でデビューし、最初の生産は2022年初頭に予定されているといいます。
このエンジンは、COPOカマロで導入された「ZZ572」エンジンと同様のブロックをベースにしたビッグブロックV8エンジンであり、その名が示す通り、排気量は572立法インチ(9.4リットル)から632立法インチ(10.35リットル)に増加しています。
エンジンに用いられる鋳鉄製のブロックは、鍛造鋼のクランクシャフト、鍛造鋼の接続ロッド、鍛造アルミニウムピストン、アルミニウムヘッド、ポート燃料噴射、およびCNC機械加工のインテークマニホールドと組み合わされているといいます。
シボレーによるZZ632は、自然吸気にもかかわらず、巨大な1,018psと1,188Nmの強力なトルクを発揮、93オクタンガスを使用すると、最大7,000rpmのレッドラインまで回転させることができるといい、ダッジ「ヘレファントクレートエンジン」より、そしておそらく、現在開発中のフォード「メガジラエンジン」より強力になると予想されています。
果たしてこのエンジンを最初に搭載するモデルは何か、注目されます。