■パワートレインはID.4と共有し最高出力295PSを発揮、全輪駆動バージョンも設定
フォルクスワーゲン(VW)は9月のIAAモビリティ2021にて、初の電動クーペSUVとなる「ID.5 GTX」プロトタイプを初公開しましたが、そのプロダクションモデルが11月3日にワールドプレミアすることが決定しました。
「GTX」はVWの高性能電動ブランドとして設定、4月には第一弾となる「ID.4 GTX」を発表しており、ID.5 GTXはブランド第二弾となります。
捉えたプロトタイプは、4月に目撃したカモフラージュとほとんど変わっていないようです。フロントには起亜「タイガーノーズ」を模したステッカーを貼り偽装、バンパー下部に台形のメッシュインテーク、両端には垂直の通気孔を装備しています。
後部ではプロトタイプでは見られないリアウィンドウが露出、LEDテールライトとコンパクトなウィングはID.5 GTXコンセプトと同じですが、バンパーは完全に隠されており、最終的には専用デザインとなるかもしれません。
4月のプロトタイプで見られたフェイクの排気ステッカーも取り除かれ、これがエレクトリックモデルであることが確認できます。
パワートレインはID.4と共有、最高出力295PSを発揮するツインモニターを搭載、全輪駆動バージョンでは力強いスポーティな走りが期待できるでしょう。
動力性能では、0-100km/h加速6.2秒、最高速度は180km/h(電子リミッター制御)、1回の充電で497kmの後続を実現します。