父(10)さん育(19)児でイクメンの日/ブラックマンデー/三菱ギャランGTOの弟分ギャランクーペFTO発表!【今日は何の日?10月19日】

■今日は「イクメンの日」、史上最大の株価暴落ブラックマンデー発生

イクメンのイメージ
イクメンのイメージ

今日10月19日は、父(10)さん育(19)児の語呂合わせで、「イクメンの日」です。男性の育児休暇を推進して、育児を楽しみ、頑張る日です。2011年に制定され、政府の育児休暇取得率の目標は、2020年に13%でしたが、実績は12.65%とほぼ目標に近いレベルが達成されました。さらに、2025年には30%まで上げることを計画していますが、達成のためには企業側の積極的な対応が必要ですね。

また1987(昭和62)年のこの日、米国のニューヨーク証券取引所で、市場最大の株価暴落が発生。週明けの月曜日に起こったことから「ブラックマンデー」と呼ばれました。ダウ平均株価は1日で22.6%も低下、1927年に発生した世界恐慌「ブラックサーズデー」の12.8%を大きく上回る規模でした。世界的な恐慌危機の中にあって、日本は迅速な金利政策によって経済打撃を最小限に抑えることに成功、その後に続いたバブル景気へと突入したのでした。ちなみに、ブラックマンデーに次ぐ規模の大暴落は2008年に起こった「リーマンショック」でした。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●三菱のコンパクトクーペ・ギャランクーペFTO発表!

1971(昭和46)年のこの日、三菱自動車から前年に発売された「コルトギャランGTO」の弟分として「ギャランクーペFTO」が発表されました。

1971年発売のギャランクーペFTO
1971年に発売されたギャランクーペFTO
1970年発売のコルトGTO、スポーティなスタイルと走りで人気を呼ぶ
1970年に発売された兄貴分のコルトGTO。スポーティなスタイルと走りで人気を呼ぶ

FTOは、ロー&ワイドのダイナミックなファストバックとノッチバックをミックスさせたコンパクトな2ドアクーペです。インテリアはスポーツクーペらしく黒を基調とし、4連メーターのインパネや3本スポークステアリング、バケットシートなどを採用。パワートレインは1.4L直4OHVのシングルキャブ/ツインキャブ仕様のエンジンと4速MTの組み合わせ、駆動方式はFRです。1973年には、高出力対応に応えて新世代1.6L SOHCエンジンを搭載したホットモデル「1600GSR」を追加し、高次元のスポーティさをアピールしました。

1975年発売のランサーセレステ、ギャランクーペFTOの後継
1975年に発売されたランサーセレステ。ギャランクーペFTOの後継

コンパクトなスポーツクーペとしてデビューしたFTOでしたが、兄貴分のギャランGTOの縮小版のイメージが強く、GTOのようには注目されませんでした。販売でも、ライバルとしたトヨタカローラ/スプリンタークーペ」や日産サニークーペ」には遠く及ばず、1975年3月の後継車「ランサーセレステ」の登場とともに生産を終了しました。

1994年発売のFTO、FTOの名を継いだ新型FTO
1994年に登場した2代目FTO。FTOの名を継いだ新時代のクーペ

しかし、FTOの名前は消えませんでした。19年のブランクの後、1994年にFTOの名を継承した2ドアクーペの「FTO」がデビューします。こちらの方が、なじみが深いかもしれませんね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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