アストンマーティンDBX、高性能「S」投入へ。これが最終デザインだ!

■メルセデス・ベンツGLEのパワートレインで最大611ps発揮か

アストンマーティン初のクロスオーバーSUVとなった「DBX」は、現在派生モデルを開発していますが、その1つである「DBX S」市販型プロトタイプを、カメラが初めて捉えました。

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アストンマーティンDBX S開発車両

初代となる現行型DBXは2019年にデビュー、メルセデスAMGから供給される4.0リットルV型8気筒エンジン「M177」を搭載、最高出力は550psを発揮します。

現在改良型、ハイブリッド、パフォーマンス、クーペ、PHEVなど6つの派生モデルを開発しているとみられ、今回はパフォーマンス「S」モデルを捉えました。

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アストンマーティンDBX S開発車両

捉えたプロトタイプは、フロントスプリッターを備える大きなグリル、より多くの吸気口を備え、バンパー下部には通常バージョンより大きなエアダクトが確認できます。通気孔はフォグランプハウジングの周辺まで伸び、冷却効果が高められるはずです。

後部では、以前スクープしたプロトタイプの巨大なデュアルエキゾーストパイプとは異なり、クワッドエキゾーストパイプをインストールされていることも確認できます。

キャビン内は撮影されていませんが、より多くのカーボンファイバートリム、スポーツシート、ステアリングホイールなど、専用のコンポーネントが期待できるでしょう。

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アストンマーティンDBX S開発車両

Sのパワートレインは不明ですが、エンジンを共有するメルセデスAMG「GLE 63S」では最高出力611ps・最大トルク850Nmを発揮するため、このレベルへのブーストアップは可能と思われます。また今後登場が予想される最強モデルでは、5.2リットルV型12気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は725ps・最大トルク900Nmが噂されています。

DBXは2020年に、同社の売り上げを200%増加させており、派生モデルを展開することでより多くの収益が見込まれています。DBX Sのワールドプレミアは2022年前半が有力です。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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