■独自サスペンションにより、ボディがローダウン! バンパーには上下二分割されたブレーキダクト装備
ランドローバーがラインアップする「レンジローバースポーツ」の最強モデル、「レンジローバースポーツSVR」次期型プロトタイプが、再びニュルで高速テストを開始しました。
SVRは、ランドローバーの「スペシャルビークルオペレーションズ」によって手がけられ、傑出したハンドリングとパワーにより、ラグジュアリーとパフォーマンを異次元へと引き上げ、スリリングなパフォーマンスを提供してくれるブランドです。
ニュル高速テストで捉えたプロトタイプは、独自サスペンションにより、標準モデルよりボディがローダウンされているようです。また、これまででもっともカモフラージュが落とされており、フロントエンドにはスリムなヘッドライト、大きく3分割されたインテーク、バンパーには上下二分割されたブレーキダクトが確認できますが、レンジローバーの他モデルでは見られない仕様であり、最終デザインを隠している可能性もありそうです。
足回りには10スポークホイール、巨大ブレーキ、後部には新設計されたLEDテールライトの一部が見てとれるほか、クワッドエキゾーストパイプがインストールされており、パフォーマンス指向であることは一目瞭然です。
市販型では、「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)プラットフォームを採用。どちらのモデルもマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、フルエレクトリックパワートレインに対応し、現行型よりCO2排出量を削減、燃料効率を向上させることは間違いないでしょう。
SVRのパワートレインは、BMWから供給される4.4リットルV型8気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、最高出力は600psを超える可能性もありそうです。現行型のSVRでは575psを発揮し、BMW「X5コンペティション」では625psを生成するため、新エンジンが600psを超えることに支障はないはずです。
レンジローバースポーツSVRのワールドプレミアは、2022年後半と予想されます。