■カモフラージュは「R」の文字と過去のシビック タイプRの輪郭が溶け込む洒落たデザイン
ホンダの米国部門は先日、「シビック タイプR」次期型プロトタイプの画像を2点公開しましたが、よりディテールがわかる14点の最新スパイショットを入手しました。
公式写真ではわかりませんでしたが、このカモフラージュには「R」の文字と過去のシビック タイプRの輪郭が溶け込んだ洒落たデザインが採用されていることがわかりました。
ドイツで撮影された最新プロトタイプは、ナンバープレートを装着、新設計されたエアロコンポーネントを装備し、アグレッシブでありながら先代と比べすっきりとした印象です。
正面にはメッシュグリルと大きなセンターエアインテークを確認、フロント&リアフェンダーは通常のシビック ハッチバックより拡大されて見えます。超扁平のミシュランタイヤを履いた大径ホイールは、レッドブレーキキャリパーにより、ブレンボ製ブレーキを隠しています。
前輪の後ろには小さな通気孔を備えたサイドシルエクステンション、後輪の前にはウィングレットが付いたロッカートリムなども確認、細部にまでこだわったホンダの意気込みが感じられます。
後部には、固定されたリアウィングがハッチに装着されていますが、前世代に比べそれほど極端なイメージはありません。またバンパーには、センター出しトリプルエキゾーストパイプを組み込んだ、際立つディフューザーも見てとれます。
そのほか視覚的なものでは、サイドパネルまで回り込むLEDテールライトの一部や、スリムでワイドなストリップブレーキランプが初めて点灯、公式写真では見られないものです。
パワートレインに関しては、2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンの搭載、6速マニュアルギアボックスと組み合され、駆動方式は前輪駆動を維持すると見られます。これまで最高出力は300ps〜310ps程度と見られていましたが、最新情報では320ps〜330psを発揮する可能性もあるといいます。
日本市場導入は2022年と予想されますが、ニュルブルクリンクでの新たな伝説にも期待したいところです。