ホンダ新型シビックの初期受注は20代が23.9%、MTが35.1%を占める。受注台数は?

■ハイブリッドとタイプRは、2022年に登場予定

2021年9月3日に発売されたホンダの11代目・新型シビック。その初期受注台数が発表されました。

発売から約1ヵ月後の10月7日時点で、累計受注台数は3000台超で、月間販売計画台数(1000台)の3倍以上となっています。先行予約も含まれているはずと考えると、初期受注としては物足りなく思えるかもしれません。

ホンダ・シビック
新型シビックの走り

しかし、主力になりそうなハイブリッドやタイプRは、2022年登場予定と予告されています。さらに、半導体の供給不足、コロナ禍の部品不足などの影響もあるかもしれません。

まずは、1.5Lガソリンエンジン車のみのスタートであり、SUV全盛の今では好調なスタートを切ったといえるかもしれません。

購入している層は、先代シビックと同様に若いユーザーが多いようです。先代からの買い替え層はもちろん、20代が23.9%と最も多く、シビックに限らずクルマの購入層の中心である50代が22.2%と続いています。

ホンダ・シビック
白、黒系のボディカラーがやはり人気

各自動車メーカーは、若いお客さんを捕まえるため昔から苦労していて、シビックはエクステリアデザインなどが受けて、若者の支持を得ています。

グレード比率は「LX」が21.6%、上級の「EX」が78.4%。ボディカラーは、1位が33.5%で「プラチナホワイト・パール」、2位が23.7%の「クリスタルブラック・パール」、3位が15.6%の「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」で、白と黒系で半数を超えています。

イメージカラーの「プレミアムクリスタルレッド・メタリック」も健闘しているようです。

ホンダ・シビック
新型シビックのインパネ

主な好評ポイントは、「シビックならではの、クルマと一体となったような質の高いスポーティな走り」「運転の心地よさ、使い勝手のよさの両面が感じられるパッケージ」「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)などが追加された、先進安全装備の「Honda SENSING(ホンダ・センシング)」「EX専用装備となる10.2インチのフルグラフィックメーターや、BOSEプレミアムサウンドシステム」「全グレードでCVTに加えて、6MTも設定されたこと」などだそう。

なお、トランスミッションの比率は、CVTが64.9%、MTが35.1%で、最近の日本ではかなり高いMT比率になっています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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