フェラーリ初のクロスオーバーSUV・コードナンバー「F175」の市販型デジタルコックピット見えた!

■マセラティ レヴァンテのテストボディながら全く別のプラットフォームを採用

フェラーリが開発を進める新型クロスオーバーSUV「プロサングエ」の最新プロトタイプをカメラが捉えるとともに、その内部を初めて撮影することができました。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

2018年に開発が発表されたプロサングエは、その後何度かスクープされています。

最初に目撃されたのは「GTC4 Lusso」のテストミュールで、パワートレインのテストをしていたと言われています。直近のプロトタイプではマセラティ「レヴァンテ」のテストミュールに変化しています。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

Autopareri氏によって提供された最新プロトタイプの画像では、前回の「ローマ」に似たヘッドライトから「レヴァンテ」に似たものに取り替えられており、よりレヴァンテに似たデザインとなっています。

バンパーには円形インテークが追加され、グリルのアウトラインが見えてきていますが、まだまだ最終デザインとは言えそうにありません。また追加されたフェンダーフレアからは、よりワイドなトラックを持つことが示唆されています。

はじめて捉えたコクピットでは、トリムを備えるステアリングホイール、デジタルインストルメントクラスタ、円形レジスターなどが確認できます。

現在レヴァンテのボディをまとっていますが、市販型では別のプラットフォームに乗り、まったく異なる車両となります。

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フェラーリ プロサングエ 開発車両

すでにフェラーリは、プロサングエが「最高の出力と電気モーターを備えた複数のパワートレイン」を持つことを発表しており、V型6気筒、V型8気筒をラインアップするほか、電気モーターと組み合されるV型12気筒エンジンも期待されています。

おそらくV6、V8はランボルギーニ「ウルス」やアストンマーティン「DBX」と対峙し、V12トップモデルはベントレー「ベンテイガ スピード」のW12エンジンに匹敵するはずです。

車内コード「F175」と呼ばれるプロサングエのワールドプレミアは、カモフラージュの状態からも今後数ヵ月以内には行われないと思われ、早くとも2022年後半となると予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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