■マセラティ レヴァンテのテストボディながら全く別のプラットフォームを採用
フェラーリが開発を進める新型クロスオーバーSUV「プロサングエ」の最新プロトタイプをカメラが捉えるとともに、その内部を初めて撮影することができました。
2018年に開発が発表されたプロサングエは、その後何度かスクープされています。
最初に目撃されたのは「GTC4 Lusso」のテストミュールで、パワートレインのテストをしていたと言われています。直近のプロトタイプではマセラティ「レヴァンテ」のテストミュールに変化しています。
Autopareri氏によって提供された最新プロトタイプの画像では、前回の「ローマ」に似たヘッドライトから「レヴァンテ」に似たものに取り替えられており、よりレヴァンテに似たデザインとなっています。
バンパーには円形インテークが追加され、グリルのアウトラインが見えてきていますが、まだまだ最終デザインとは言えそうにありません。また追加されたフェンダーフレアからは、よりワイドなトラックを持つことが示唆されています。
はじめて捉えたコクピットでは、トリムを備えるステアリングホイール、デジタルインストルメントクラスタ、円形レジスターなどが確認できます。
現在レヴァンテのボディをまとっていますが、市販型では別のプラットフォームに乗り、まったく異なる車両となります。
すでにフェラーリは、プロサングエが「最高の出力と電気モーターを備えた複数のパワートレイン」を持つことを発表しており、V型6気筒、V型8気筒をラインアップするほか、電気モーターと組み合されるV型12気筒エンジンも期待されています。
おそらくV6、V8はランボルギーニ「ウルス」やアストンマーティン「DBX」と対峙し、V12トップモデルはベントレー「ベンテイガ スピード」のW12エンジンに匹敵するはずです。
車内コード「F175」と呼ばれるプロサングエのワールドプレミアは、カモフラージュの状態からも今後数ヵ月以内には行われないと思われ、早くとも2022年後半となると予想されます。