電動化を推進するジャガー・ランドローバーが「COP26」とパートナーシップを締結し、各国のVIPの移動用として「I-PACE」を提供へ

■気候変動サミットに提供されるI-PACE

ジャガー・ランドローバーは、2021年11月に英国のグラスゴーで開催される気候変動サミットに先立ち「国連気候変動枠組条約第26回締約国会議(COP26)」とパートナーシップを締結したと発表しました。

急速に電動化を進めるジャガー・ランドローバーの各モデルには、バッテリーEV、プラグインハイブリッド、マイルドハイブリッドをはじめ、最新のディーゼルエンジン、ガソリンエンジンがラインナップされています。

ジャガーI-PACE
ジャガーI-PACEのエクステリア

ランドローバーは、「RANGE ROVER」「DISCOVERY」「DEFENDER」 の3つのシリーズを揃え、世界のラグジュアリーSUV市場を牽引。一方のジャガーは、ブランド初となる高級EVでありSUVの「I-PACE」を用意。

ジャガー、ランドローバー・ブランドは、2030年までにすべてのモデルにフルバッテリーEVの選択肢を設定する目標を掲げていています。加えて、サプライチェーン、製品、オペレーションのすべてを通じて2039年までに排出ガス量実質ゼロにするという目標に向けて走り出しています。

ジャガーI-PACE
ジャガーI-PACEのサイドビュー

世界の気温上昇を1.5度以内に抑える目標を掲げた「国連気候変動枠組条約(UNFCCC)」の国際キャンペーン「Race to Zero(ゼロへのレース)」への支援もコミットしています。

今回、ジャガー・ランドローバーは、同サミットに参加する世界中のリーダーや代表者の移動車両として、数々の賞を受賞してきたジャガー初のフルバッテリーEVである「I-PACE」をはじめ、電動モデルが提供されます。2021年6月に英国で開催されたG7サミットなど同様のイベントでも、英国内にある既存車両を使い二酸化炭素(CO2)の排出量を低く抑えるなど、成功を収めてきたそう。

英国からは、にわかに燃料不安によりガソリンスタンドに列ができているというニュースが流れています。足元では内燃機関車の必要性を感じさせる一方で、ジャガー・ランドローバーのような取り組みにより電動化の流れが加速しているのも間違いありません。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる