5.0リッターV8エンジン搭載の「レクサス IS 500 F SPORT パフォーマンス」、米国で今秋発売

■NAで480psを発生する強力エンジン搭載

レクサスの米国部門がスポーティセダン、ISシリーズに「IS 500 F SPORT パフォーマンス」を追加し、今秋後半に発売すると発表しました。

同モデルはF SPORT パフォーマンスライン初のモデルとなります。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス」のリヤビュー
レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス」に搭載される5.0リッターV8エンジン(478ps/54.6kgm)

IS350の3.5L V6エンジンに対し、排気量とパフォーマンスを向上させたNA仕様の5.0L V8エンジン(478ps/54.6kgm)に8速スポーツダイレクトシフトATを組み合せており、クワッドエキゾーストシステムにより、豪快なエキゾーストノートを響かせます。

トヨタテクニカルセンター下山での厳しい評価体制のもと、レクサスドライビングシグネチャーの哲学に基づいて設計されており、0‐96km/h加速は4.4秒を誇ります。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス ローンチ・エディション」の走行シーン

標準搭載のダイナミックハンドリングパッケージ(DHP)にはAVS(電子制御サスペンション)、トルセンLSD、大容量ブレーキシステムなどが含まれており、コーナリング時にトラクションを高め、ハンドリング性能を向上。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス ローンチ・エディション」のサイドビュー

低速域での快適性を高め、高速域での安定性と敏捷性を高めるヤマハ製リヤパフォーマンスダンパー搭載により、シャシー性能を向上させています。

エクステリアではV8エンジン搭載のため、フードパネルの中央前部が約50mm持ち上げられており、ダーククローム処理のウインドウフレームや4本出しエキゾースト、19インチ アロイホイール、専用エンブレムなどが目を惹きます。

IS500 F SPORTには「パフォーマンス」「パフォーマンス プレミアム」「パフォーマンス ローンチ・エディション」の3グレードを設定。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス」のインテリア

インテリアでは、シルバーアッシュウッド処理を施した本革巻ステアリングホイールを備えており、プレミアム仕様にはマークレビンソン社製プレミアムサラウンドサウンドオーディオシステム(17スピーカー)やナビゲーションシステム、パノラマビューモニター、トリプルビームLEDなどの機能が追加されています。

●「ローンチ・エディション」は米国市場向け500台限定

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス ローンチ・エディション」のリヤビュー

発売記念の「ローンチ・エディション」は内外装に特別な装備を盛り込んだ北米500台限定モデルで、標準の19インチホイールよりさらに軽量なBBS社製の7本スポーク・マットブラック仕上げの鍛造アロイホイールや、本革を使ったステアリングホイール、専用のスタートアップアニメーションを使ったコンビネーションメーターなどを装備。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス ローンチ・エディション」のセンターコンソールにシリアルナンバープレートを設定

センターコンソールにシリアルバッジを設定して特別感を演出。ドアシルスカッフプレートには「F SPORT」のネームプレートを備えており、ボディカラーには新色「インコグニート」が用意されています。

レクサス「IS 500 F SPORT パフォーマンス ローンチ・エディション」のインテリア

車両価格はパフォーマンスが約621万円、同プレミアムが約671万円、 ローンチ・エディションが約741万円。

北米レクサスでは今回の「IS 500 F SPORT パフォーマンス」シリーズについて、“新たにFスポーツパフォーマンスとして展開する最初のモデル”としていることから、今後の展開が注目されるとともに、国内市場においても同様のラインナップ設定が期待されます。

Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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