■劇中には3台のランドローバー「DEFENDER」「RANGE ROVER CLASSIC」「LAND ROVER Series III」も登場
コロナ禍で延期されていた映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』。2021年10月1日に、ついに日本で公開されます。英国では9月30日、北米公開は10月8日予定とのことですから、世界でも最速といえる日程で日本公開にこぎ着けたことになります。
筆者は10作ほど観ているだけですが、ボンドカーのDB5、DBS、DB10などのアストンマーティン、ジャガーやランドローバーなどの英国車、日本のファンでは有名なトヨタ2000GT(トヨタ博物館にあります)などが、劇中で活躍するシーンを観るとクルマ好きとして食い入ってしまいます。
また、英国車を代表するジャガー、ランドローバーの各モデルもお馴染みの存在です。
『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の重要なシーンに、ランドローバー史上最も速くパワフルな「RANGE ROVER SPORT SVR(レンジローバースポーツSVR)」が登場します。
映画の公開前にランドローバーは、最新のメイキングムービーを公開しました。
メイキングムービーでは、「RANGE ROVER SPORT SVR」を極限まで追い込みながら、同映画のハイスピードアクションを作り上げていくシーンとともに、カーアクションとスタントを担当するプロフェッショナルチームが登場。
同モンスターSUVがいかに今回のミッションにふさわしいかを語っています。筆者もレンジローバースポーツSVRには何度か試乗したことがありますが、早朝深夜の住宅街でエンジンを始動させるのがはばかられるほど、迫力あるサウンドでエンジンが目覚め、スーパーチャージャーらしい音を奏でながらどの速度域からアクセルを踏んでも瞬時に反応するシーンは強く印象に残っています。
最新のレンジローバースポーツSVRは、最高出力575PSを発揮するパワフルな5.0LのV型8気筒スーパーチャージド・ガソリンエンジンを搭載。0-100km/h加速は4.5秒(0-60mphは4.3秒)で、最高速度は283km/h(176mph)に達する史上最速のランドローバーです。
映画に登場するレンジローバースポーツSVRには、市販モデルと同じくランドローバーのスペシャル・ビークル・オペレーションズ(SVO)が開発したという専用のサスペンションを装備。快適性を損なうことなくより応答性の高いハンドリングとタイトなボディコントロールを実現しているそう。
ボディカラーは、「アイガーグレイ」で、「ナルヴィックブラック」の22インチアロイホイールに加えて、オプションの 「SVRカーボンファイバーエクステリアパック(グロスカーボンファイバー製のフロントフェンダーベント、ロアバンパーインテーク、グリル、ミラーを含む)」が迫力あるエクステリアを演出。
さらに、劇中車ではグロスカーボンファイバー製フロントフェンダーベントがボディカラー仕上げになっているそう。
なお、この仕様はランドローバーのウェブサイトにあるコンフィギュレーターで再現することができます。さらに、同映画では3台の「DEFENDER」のほか「RANGE ROVER CLASSIC」や「LAND ROVER Series III」も登場するそうです。
(塚田勝弘)