米CIA発足/カップヌードル発売/軽初の2シータークーペ・スズキ・フロンテクーペ登場!【今日は何の日?9月18日】

■米国の中央情報局CIAが発足、日清食品のカップヌードル発売

CIA本部『ジョージ・ブッシュ情報センター』(C)Creative Commons
CIA本部『ジョージ・ブッシュ情報センター』(C)Creative Commons

1947(昭和22)年9月18日、米国の国防と軍事を統括する国防総省と、主に国内外の諜報活動を行う情報機関CIA(中央情報局)が発足しました。国防省は、建物が五角形であることから通称「ペンタゴン」と呼ばれています。CIAは米国のスパイ映画やドラマでよく出てくるのでお馴染みですが、CIAの極秘調査とか、CIAの陰謀とか、少々怪しげなイメージがありますね。ちなみに英国では、同じような組織としてMI6(秘密情報部)があり、あの007のジェームスボンドはMI6所属という設定になっています。こちらは正義の味方のヒーローですね。

カップヌードル(引用:日清食品HP)
カップヌードル(引用:日清食品HP)

また1971(昭和46)年のこの日、日清食品から「カップヌードル」が発売されました。日清の創業者である安藤百福氏は、先に販売した即席「チキンラーメン」で大成功していましたが、さらに簡単にどこでも誰でも食べられる即席ラーメンの開発を目指しました。欧米視察をしたときに、現地の人がチキンラーメンを2つに割って紙コップに入れて食べているの見て、カップヌードルを思いついたそうです。試行錯誤の末に完成したカップヌードルは、大ヒットして現在も人気のロングセラーヒット商品となっています。発売当初は、お洒落な食べ物としてちょっとした若者文化になりましたね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●ジウジアーロのデザインをベースにしたスズキのフロンテクーペがデビュー!

1971年(昭和46)年のこの日、軽自動車初の2シータークーペのスズキ「フロンテクーペ」がデビューしました。スタイリングは、ジウジアーロのデザインをベースにしてスズキがアレンジしました。「フロンテ」という名が付いたモデルが初めて登場したのは1962年の「スズライトフロンテ」、その後1967年には「フロンテ」となりました。

1971年発売のフロンテクーペ
1971年発売のフロンテクーペ

フロンテクーペがデビューしたのは1971年のこと。ボディは、全長と全幅は軽自動車の規格一杯ながら、全高は軽自動車の中で最も低いダイナミックでスポーティなフォルムを採用。リアクォータ―ウィンドウがあるため一見すると4人乗りに見えますが、発売当時は若者向けの2人乗りのみの設定で、軽ながらスペシャルティカーと呼ぶに相応しいモデルでした。パワートレインは356cc水冷2ストローク3気筒エンジンと4速MTの組み合わせ、駆動方式はフロンテ同様RRです。2人乗りで軽量なボディに加えて前後重量配分が優れていたため、性能は軽自動車の中でも際立っており、加速性能は2Lクラスに匹敵するレベルでした。

1962年発売のスズライトフロンテ
1962年発売のスズライトフロンテ
1967年発売のフロンテ
1967年発売のフロンテ

“二人だけのクーペ”というキャッチコピーとともに鮮烈なデビューを飾ったフロンテクーペ。一方で2人乗りのクーペであったことが実用性の面で受け入れなかったため、販売は期待通りには伸びず、翌年には簡便な後席を設けた2+2シートを追加して挽回を図りました。軽自動車のスペシャルティカーがほぼ皆無の現在では、フロンテクーペのデザインはとても新鮮で魅力的ですね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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