最強のレンジローバー「SVR」次期型ニュル降臨!アルティメット超えの600馬力

■明らかに大径の10スポークホイールやクワッドエキゾーストパイプ装着

ランドローバーレンジローバースポーツ」の頂点に設定されるハードコアモデル、「レンジローバースポーツSVR」次期型プロトタイプが、ニュル高速テストを開始、その様子をカメラが捉えました。

レンジローバー SVR_008
ランドローバー レンジローバースポーツ SVR 新型プロトタイプ

SVRは、ランドローバーの「スペシャルビークルオペレーションズ」によって手がけられ、傑出したハンドリングとパワーにより、ラグジュアリーとパフォーマンを異次元へと引き上げ、スリリングなパフォーマンスを提供してくれるブランドです。

レンジローバー SVR_011
ランドローバー レンジローバースポーツ SVR 新型プロトタイプ

レンジローバースポーツSVR次期型は、より多くのパワーと再設計されたボディキットに加え、アダプティブサスペンションのセットアップを特徴とし、より強力なブレーキと組み合わせて歴代最高のハンドリングを可能にするといいます。

パワートレインは、BMWから供給される4.4リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は先日発表された現行型「SVR アルティメット」の575psを超え600ps以上とも噂されており、カメラマンからのレポートによると、直線で圧巻の加速が見られたといいます。

目撃したプロトタイプは、デザインを厳重にカモフラージュ。しかし黒で仕上げられた、明らかに大径の10スポークホイールが、ロープロファイルタイヤで覆われていることがわかるほか、このプロトタイプがボンネットの下に強力なエンジンを備えていることを示す巨大ブレーキディスクも見てとれます。

SVRバージョンであること示すもう一つのヒントは後部にあります。そこには、ディフューザーのように見える両サイドバンパーに配置されているクワッドエキゾーストパイプが確認できます(以前捉えたベースモデルはデュアルエキゾーストパイプ)。市販型では、より大きなエアインテーク、サイドシルエクステンション、大型スポイラー、「SVR」バッジ、専用のバンパーなどが装備されるでしょう。

レンジローバーとレンジローバースポーツの次期型は、ジャガーランドローバーの新しい「MLA」(Modular Longitudinal Architecture)プラットフォームを採用。どちらのモデルもマイルドハイブリッド、プラグインハイブリッド、フルエレクトリックパワートレインに対応し、現行型よりCO2排出量を削減、燃料効率を向上させるはずです。ただし「SVR」はドライバーに焦点を当てたモデルであり続けるでしょう。

(APOLLO)

この記事の著者

APOLLO 近影

APOLLO

アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
続きを見る
閉じる