■ 車内コード「U11」。燃焼エンジン、プラグインハイブリッド、EV「iX1」をラインアップ
BMWのエントリー・クロスオーバーSUV、「X1」次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えるとともに、その内部をカメラが捉えました。
キャッチした開発車両はこれまででもっともカモフラージュが軽く、完全に新設計されたボディながら、一見してX1と認識できます。
プロトタイプには、プロダクション用ヘッドライトやLEDテールライトが装備され、「X5」に似た大きなキドニーグリルと、3シリーズに似たLEDデイタイムランニングライトも確認できます。また現行型と比較して強い傾斜を持つリアウィンドウ、際立つフェンダー、角張ったホイールアーチも特徴的です。
初めて撮影されたキャビン内には、湾曲したパネルの下にデジタルインストルメントクラスタと、インフォテインメントスクリーンを組み合わせたデジタルコクピットが初搭載されていることがわかります。
これはフルエレクトリックSUV「iX」のダッシュボードと似ていますが、X1はエントリーレベルのSUVであるため、基本仕様バージョンは少し小さいディスプレイが予想されます。
さらに、統合されたボタンを備える新設計の3スポークステアリングホイール、センターコンソールのスリムでワイドなエアベントなども確認できます。
次期型では、2シリーズ アクティブツアラーを支える「UKL/FAAR」プラットフォームの進化版が採用されます。これは「X2」次期型や今後発売されるBWMグループのすべてのFWDベース車両に採用されることになるでしょう。
車内コード「U11」と呼ばれる次期型は、燃焼エンジン、プラグインハイブリッド、そして「iX1」と呼ばれるフルエレクトリックの3つのバージョンが用意されています。
EVバージョンに関しては、中国市場向け第一世代のX1をベースにした電動モデル「Zinoro1E」が存在していましたが、次期型ではいよいよグローバルモデルとして発売されることになりそうです。また駆動方式は前輪駆動と「xDrive」全輪駆動が設定されます。
X1は、EVモデルの『iX1』とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売されると予想されています。