ヤマハ発動機が車いす用スポークカバーの新製品・アートスポークカバーを発売

■アーティストの作品を起用した車いす用スポークカバー

東京パラリンピックで多様な競技用車いすを目にした方も多いはず。車いすが不可欠な人は、こうしたパラスポーツを楽しむ人だけでなく、ファッションを楽しんだり、オシャレな車いす、スタイリッシュな車いすなど、多様なニーズがあるようです。

ヤマハ発動機 アートスポークカバー
ヤマハ発動機が発売するアートスポークカバーを装着した車いす

ヤマハ発動機は、車いす用スポークカバーの新製品を2021年9月24日に発売すると発表しました。

黒の「無題」、青の「プール」の2タイプで、いずれのデザインもヘラルボニーがライセンス契約を結ぶ障がいのあるアーティストの作品が使われています。

ヤマハ発動機 アートスポークカバー
アートスポークカバー。写真は黒の「無題」

ヤマハはこのほど、福祉と社会をアートでつなぎ、「障がい」のイメージの変容を目指したヘラルボニーの取り組みに共感したそうです。人それぞれの個性の色で彩る社会の実現に向けた活動のひとつとして、ヤマハ発動機の製品にアート作品が採り入れられています。

目を惹くデザインは、佐々木早苗さん(るんびにい美術館・岩手県)の作品「(無題)」、松本真由美さん(のぞみの家・東京都)の「プール」という作品が起用されています。

ヤマハ発動機 アートスポークカバー
青の「プール」

オリジナリティあふれるアートスポークカバーは、車いすユーザーのファッションへのこだわりや個性などを満たしてくれるはず。

電動車いすは、障がいのある方だけでなく、シニアカーも含めて、足腰が弱ったお年寄りなどの近所の足として欠かせない存在になっています。ヤマハ発動機は、1996年から電動車いすユニットや電動車いすとその関連製品の進化と熟成を重ね、より多くの人に移動の自由を提供しています。

アートスポークカバーの価格は、黒の「無題」、青の「プール」ともに2万9700円(16インチは2万6400円)です。

塚田 勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる