■トヨタの「2GR-FE」型3.5L V6エンジンを搭載
ロータスは「エミーラGT4」の写真を公開しました。プロジェクトパートナーである、RMLGroupと共同で開発されたレース対応のコンセプトモデルです。ロータスの公道とサーキットでの経験が活かされた70年以上の集大成と位置づけています。
高度な複合ボディワークに軽量化が徹底されたという車体に、トヨタの「2GR-FE」型3.5L V6エンジンを搭載。
最高出力は400bhp(405.5ps)で、ハロップ製のスーパーチャージャー「TVS 1900」が採用されています。組み合わされるトランスミッションは、6速xTrac(パドルシフト付)+LSD。
ボディサイズは、全長4410mm、全高1290mm、トレッドは1664mmとアナウンスされています。足まわりは、前後ともにダブルウィッシュボーンで、オーリンズ製コイルオーバーダンパー、アンチロールバーが備わります。
ロータスは、世界のモータースポーツ界への復帰を変革の重要な柱と掲げています。
今年の初めには、ロータスエンジニアリングが、F1世界チャンピオンのジェンソン・バトンが率いるエクストリームEレースチームであるJBXEのテクニカルパートナーになりました。この「ロータス・エミーラGT4」は、2021年後半にヘセルテストトラックでのイベントで、正式に発売される予定です。
ロータスは、2022年シーズンに向けて限られた数のエミーラGT4レースカーを生産し、世界の需要に合わせて、2023年の生産を増やすことを掲げています。
(塚田 勝弘)