■ついに市販型ヘッドライトを装着。フルEV「iX1」もラインアップ
BMWが開発中のエントリー・クロスオーバーSUV『X1』次期型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代X1はブランド最小SUVとして2009年に登場。現行型2代目(F48型)は2015年から発売されており、これが7年ぶりのフルモデルチェンジとなります。
BMWテスト施設で撮影された最新プロトタイプは、これまででもっともカモフラージュが軽く、最終デザインが見えてきました。
フロントエンドでは4シリーズほどでありませんが、より拡大されたグリルを装備、3シリーズに似たLEDデイタイムランニングライトを備える市販型のスイープバックヘッドライト、その下にはハニカムメッシュの給気口とX字型のアクセント、そして両サイドには垂直のエアカーテンが追加されている様子がうかがえます。
サイドでは際立つホイールアーチと角張ったショルダーライン、フラッシュマウントドアハンドル、新設計されたリアクォーターウィンドウが装備されています。
また後部では、流線型のバンパーとスプリットタイプのルーフスポイラー、新設計のリフトゲートやL字型のテールライトが確認できます。
内部では、同ブランドの豪華なカーブディスプレイの搭載が期待されています。これは12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、14.9インチのインフォテイメントシステム、およびBMWオペレーティングシステム8で構成されると思われます。
車内コード「U11」と呼ばれる新型X1は、燃焼エンジン、プラグインハイブリッド、そして「iX1」と呼ばれるフルエレクトリックの3つのバージョンで提供予定です。EVバージョンに関しては、中国市場向け第一世代にX1をベースにした電動モデル「Zinoro1E」が存在していましたが、新型ではいよいよグローバルモデルとして発売されます。
今回捉えたモデルは電化を示すイエローステッカーがないので、内燃機関を搭載したバージョンのようです。
次期型X1は、EVモデルの『iX1』とともにドイツのレーゲンスブルク工場で生産され、2022年に発売される可能性が高いです。