チンチン電車が東京を走る/世界初の飛行機レース/ハイソカーブームの立役者トヨタ5代目マークII登場!【今日は何の日?8月22日】

■「チンチン電車の日」路面電車が東京を走る

札幌市電
札幌市電

1903(明治36)年の8月22日、東京電車鉄道の路面電車が新橋~品川間で営業を開始、都内で初めて路面電車が走りました。路面電車は、周囲に路面電車の走行を知らせるためにチンチンとベルを鳴らしながら走行することから、「チンチン電車」と呼ばれていました。一時普及した路面電車も、交通量の増加やバスとの競合によって消えてしまいましたが、まだ函館、東京、大阪、広島、長崎など17路線で活躍しています。

飛行風景
飛行風景

また1909(明治42)年のこの日、フランスのランスで世界初の国際的な飛行機レース「ゴードン・ベネット・カップ」が開催されました。1周10kmのコースを2周飛行して平均速度を競うもので、世界から38人のパイロットが集まりました。米国のグレン・カーチスが操縦する「カーチスNO.2」が、当時の世界記録の平均速度75km/hで優勝しました。ちなみに、ライト兄弟が初めて飛行したのは1903年で、12秒間の飛行で距離は36mでした。そのわずか6年後に国際大会が開催されるとは、当時の飛行機の進化はすごいのひと言ですね。

さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?

●ハイソカーブームの立役者5代目マークII登場!

1984(昭和59)年のこの日、5代目「マークII」がデビューしました。4代目までは「コロナ・マークII」と名乗っていましたが、5代目から「コロナ」が取れてマークIIとなりました。

1984年発売の5代目マークII
1984年発売の5代目マークII
1984年発売の5代目マークII(Seat)
1984年発売の5代目マークII(Seat)

マークIIの歴史は古く長く、初代は1968年にコロナとクラウンの中間層をターゲットにコロナ・マークIIとしてデビュー。その後もアッパーミドルのクルマとして進化し続け、直線基調のスタイルとピラードハードトップを採用した4代目コロナ・マークIIが人気を博し、「ハイソカー(ハイソサエティカー)ブーム」に火を付けます。

そして、ハイソカーブームの中心的存在となった5代目マークIIが、1984年にデビュー。搭載エンジンは、直6 2.0L 24V DOHCおよびSOHCで、ターボエンジンと4気筒ディーゼルも用意されました。また足回りを全面的に見直し、4輪独立サスペンションに減衰力を3段階に制御するTEMS(トヨタ電子制御サスペンション)、4輪ESCなどを採用し、安定した軽快な走りを実現。インテリアの装備は、パワーウィンドウ、集中ドアロック、高音質オーディオなど、クラウンにも引けを取らない豪華さでした。中でも、輝くような白い「スーパーホワイト」のボディに黒く輝く「クリスタルピラー」、モケット張りのワインレッドの「ラグジュアリーシート」が、5代目マークIIを象徴する装備でした。また、国産初のツインターボエンジン搭載「GT ツインターボ」は、憧れのモデルとして注目を集めました。

1984年発売の3代目チェイサー
1984年発売の3代目チェイサー
1984年発売の2代目クレスタ
1984年発売の2代目クレスタ

5代目マークIIの人気は凄まじく、1985年には月販台数は1万2000台を超え、2万台を超えることもありました。さらに、共通プラットフォームの「チェイサー」と「クレスタ」を従えた「マークII 3兄弟」は、4年間で115万台を達成、まさに1980年代を席巻したモデルでした。

ハイソカーと言えばマークIIがその代表格ですが、単に贅沢なクルマでなく、日本が豊かになり性能や装備など良質なものを求める時代に見事に応えたクルマと言えますね。

毎日が何かの記念日。それではまた明日!

Mr.ソラン

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Mr. ソラン

某自動車メーカーで30年以上、自動車の研究開発に携わってきた経験を持ち、古い技術から最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。もともとはエンジン屋で、失敗や挫折を繰り返しながら、さまざまなエンジンの開発にチャレンジしてきました。
EVや燃料電池の開発が加速する一方で、内燃機関の熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きな車で、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ることです。
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