■統合されたLED備える新ヘッドライト装備、グリルもスポーティに
フォルクスワーゲン(VW)のコンパクトSUV「T-Roc」に設定されている派生オープン、「T-Rocカブリオレ」改良型プロトタイプを、カメラがはじめて捉えました。
T-Rocは2014年のジュネーブモーターショーでコンセプトカーが初公開され、2017年にブランド第4のクロスオーバーSUVとして販売されました。その後2019年にカブリオレが発表、2ドアソフトトップを持つ数少ないクロスオーバーSUVとして販売されており、これが初の改良型となります。
同社のあるヴォルフスブルク本社付近の田園地帯で捉えたプロトタイプは、ほぼフルヌード状態といっていいでしょう。
フロントエンドには、統合されたLEDデイタイムランニングライトを備える新しいヘッドライトを装備、グリルは2本の水平バーからスポーティなシングルデザインに変更されています。
その下にはLEDリング形状が変更され、ワイドエアインテークもハニカムメッシュに刷新されていることがわかります。後部では、リアバンパーがリフレッシュされ、LEDテールライトもグラフィックが新設計されている様子がうかがえます。
パワートレインは、最高出力115psを発揮する1.0リットル直列3気筒TSIエンジン、最高出力150psを発揮する1.5リットル直列4気筒TSIエンジンが引き続きラインアップされると予想されています。
T-Roc改良型の市場投入は2022年初頭と思われ、ポルシェ「ケイマン」と並んでドイツのオスナブリュックにあるVWの工場で生産予定です。