■よりアグレッシブなサスペンション、強力なカーボンセラミックブレーキなど装備
ポルシェの欧州Fセグメントサルーン「パナメーラ」の開発車両を再びカメラが捉えました。
パナメーラは初代が2009年に登場、「S」「4」「4S」「Sハイブリッド」「ターボ」「ターボS」「ターボS E-Hybrid」など、多彩なラインアップを誇りますが、さらなるスペシャルモデルの可能性がありそうです。
南ヨーロッパで捉えたプロトタイプは、以前よりわずかにカモフラージュが削ぎ落とされており、開発プログラムが順調に進んでいることを示しています。
プロトタイプは改良されたエアインテークを装備しているほか、フード先端、ナンバープレートのすぐ上にも給気口が追加、後部では新たに円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされています。
キャビン内にはカバーがかぶされており、詳細は不明ですが、インフォテイメントシステムの最新バージョンを搭載、センターコンソールのデザインが変更されている可能性もありそうです。
注目のパワートレインですが、クロスオーバーSUV「カイエン ターボGT」から流用される4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する可能性があることが新たに判明しました。
これはアップデートされた8速ティプトロニックを介して4輪全てに動力を送り、最高出力640ps・最大トルク850Nmを発揮、車名は「パナメーラ ターボGT」が有力候補の一つとなっています。
市販型では、他バリアントよりアグレッシブなサスペンションセットアップを装備し、トラックタイムが向上すると思われます。標準装備では下げられたアクティブエアサスペンション、後輪ステアリング、より強力なカーボンセラミックブレーキ、アップデートされたトルクベクタリングなどが搭載されそうです。
ポルシェは電動化が強化される第3世代パナメーラを開発しているとみられます。また現行型の第2世代は2024年まで販売される予定で、今後いくつかのテコ入れがなされるでしょう。