■ステム合計の最高出力は830ps、電子制御されるリクライニングで開閉
フェラーリは2021年7月、「モーターバレーフェスト2021」にて新型ハイブリッド「296GTB」をワールドプレミアしましたが、その派生オープンモデルとなる「296GTB スパイダー」の開発車両をカメラがはじめて捉えました。
296GTBは、最高出力663psを発揮する3.0リットルV型6気筒エンジン+電気モーターを搭載、そのシステム合計の最高出力は830ps・最大トルク740Nmを発揮、8速デュアルクラッチ「F1」と組み合わされます。また0-100km/h加速2.9秒、最高速度330km/hのパフォーマンスを持ちます。
イタリア市街地で捉えたプロトタイプは、クーペが発表されているにもかかわらず厳重なカモフラージュをまとっています。しかし、ルーフ部分にクラッディングの線がはっきりと確認できることから、ルーフが取り外し可能であることは間違いありません。
そのほかルーフラインとシャットラインがわずかに異なっているようですが、ヘッドライトやテールライトなどは296GTBから引き継がれるはずです。
市販型では往来のファブリックルーフに代わり、電子制御されるリクライニングメカニズムを備えたハードトップが予想されます。またスパイダーとしては、「ポルトフィーノM」「F8スパイダー」「SF90スパイダー」「812GTS」に次ぐフェラーリ5番目のスパイダーになります。
296GTBオープンモデルのデビューは2022年初頭と予想され、車名は「296GTBスパイダー」あるいは「296GTS」が有力のようです。