完売したGT-R NISMOの99%は、2464万円の特別仕様車「NISSAN GT-R NISMO Special edition」が占める

■NISMO専用で新色の「NISMOステルスグレー」は、約半数を占める

国産スポーツカーの一翼を担うホンダNSXの販売終了が告げられるなど、「100年に一度の大変革期」を迎えている自動車業界は、「CASE」というキーワードもよく使われていて、新しいステージを迎えています。

フェラーリなどの輸入車を含めて電動化が避けられない中、純ガソリンエンジンモデルのスポーツカーにいつまで乗り続けられるのかという不安は、ファンなら気になるところです。

日産GT-Rニスモ
完売した「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデル、「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデル

NSXと同様に、国産スポーツカーの代表格である日産自動車・NISSAN GT-R。今年2021年4月に先行公開された「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデル、「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルの価格が発表されました。ただし、両モデルともに約3ヵ月間での予約注文の台数が予定販売数を超え、オーダー受付は終了しています。

カーボンパーツなど数々のNISMO製パーツをまとうGT-R NISMOは、3.8L V6エンジンを搭載し、600PS/652Nmというスペック。「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデル、そして特別仕様車である「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルは、ボディカラーにNISMO専用で新色となる「NISMOステルスグレー」が設定されています。

特別仕様車「NISSAN GT-R NISMO Special edition」2022年モデルは、クリア塗装が施されたNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)が目を惹きます。

日産GT-Rニスモ
歴代GT-RをバックにしたGT-Rニスモ

さらに、20インチの専用レイズ製アルミ鍛造ホイールにレッドリム加飾が施され、足元からスポーティなムードを演出。

また、ピストンリングやコンロッド、クランクシャフトなどに高精度重量バランスエンジン部品が採用されるほか、手組みの証として完成したエンジンに貼り付けられる「匠」のネームプレートも専用色になるなど、GT-Rファン垂涎のまさにスペシャルな仕様になっていています。

残念ながら今からは購入できませんが「NISSAN GT-R NISMO」の価格は2420万円、「NISSAN GT-R NISMO Special edition」は2464万円。

「NISSAN GT-R NISMO」2022年モデルと、特別仕様車の「NISSAN GT-R NISMO Special edition」の2022年モデルは、先行公開から約3ヵ月で300台を超えるオーダーがあったそう。

中でも「NISSAN GT-R NISMO Special edition」の2022年モデルが予約注文全体の99%を占めたそうで、大反響となっています。なお、NISMO専用で新色の「NISMOステルスグレー」は、約半数の顧客が選択しています

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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