主役はセダンもFF化!? トヨタ クラウン次期型を大予想。SUVも開発中か?

■Cピラーを寝かせたクーペスタイルが継承、よりアグレッシブなフロントマスクに

トヨタの代名詞的存在「クラウン」次期型に関する情報を入手、それをもとに予想CGを製作しました。

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トヨタ クラウン 現行型

昨年2020年は新聞による「次期クラウンはクロスオーバーSUVで登場」という報道もありましたが、果たしてどんなスタイルで登場するのでしょうか。

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トヨタ クラウン 次期型 予想CG

初代クラウンは1955年(昭和30年)に発売されました。現行型となる15代目は2018年に登場、TNGA「GA-L」プラットフォームを採用し、若返りを図りクーペスタイルに変更されました。

また、日本市場専用モデルでありながらドイツ・ニュルブルクリンクで開発テストが目撃されるなど、かなり鍛え上げられた世代といえるでしょう。しかし、発売翌年から販売台数の減少が進み、その存在さえ危ぶまれているのが現状です。

そこで出てきたのが、前出SUV報道です。たしかに「クラウン」のネームバリューに流行のSUVを融合させることのメリットは大きいと思われますが、どうやらセダンは存続する方向で開発が進んでいるといいます。セダン次期型の発売時期は2022年内とも噂されており、現実ならわずか4年という短いタームでの世代交代となります。

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トヨタ クラウン 次期型 予想CG

予想されるエクステリアは、フロントは低く、リヤはハイデッキスタイルでスポーツライクなシルエットや、Cピラーを寝かせたクーペスタイルを継承。サイドではタイヤハウス上部に立体感をもたせたデザインでよりアグレッシブなイメージになり、ボンネットデザインも中央とサイドにはっきり段差をつけたデザインが予想されます。

フロントグリルは大型化され、アンダー両サイドにはミニグリルを要したデザインが特徴となりそうです。ヘッドライトは縦2段のプロジェクターを内蔵。ハッキリとした顔つきが期待できるほか、デュフューザーはクラウンの特徴であるV字ラインを大型化した、迫力感満載のデザインが取り入れられると思われます。

次期型での最大の注目は、長年親しまれてきたFR駆動からFF駆動への変化で、居住空間が大幅に向上するとみられます。

パワートレインは、2.5リットル直列4気筒エンジン+電気モーターのハイブリッドのアップデートバージョンを設定、3.5リットルV型6気筒のハイブリッドは消滅する方向で調整されているようです。

新聞のクラウンSUV報道後、2021年上海モーターショーでは、「クラウンクルーガー」クロスオーバーSUVが公開。これがクラウンSUVかと思われましたが、これとは別に、国内でクラウン次期型には派生モデルとなる「クラウン クロス」(仮称)が計画されているようです。

クラウン セダン次期型のデビューは2021年内、クラウン クロスのワールドプレミアは2022年内と予想されます。

(APOLLO)

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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