■リフトアップされたボディ、岩片や破片からボディを保護するプラスティックトリムなど装備
メルセデス・ベンツは現在、主力モデル「Cクラス」に設定される全地形型ワゴン、「Cクラス オールテレーン」を開発していますが、その最新プロトタイプをカメラが捉えました。
同ブランドでは、Cクラスに「セダン」と「ステーションワゴン」新型(W206)をラインアップしていますが、高性能AMGやカブリオレ、クーペも予想されており、オールテレーンを追加することでラインアップをさらに充実させる構えです。
オールテレーンが最初に設定されたのは、2016年「Eクラス」(W213)で、2020年にはフルモデルチェンジが敢行されています。
Cクラスでも兄貴分のように冒険的なエステートボディスタイルが期待できると思われます。
捉えたプロトタイプは、厳重なカモフラージュによりディテールが隠されています。しかし、リフトアップされたボディ、岩片や破片からボディを保護するプラスティックトリム、ホイールアーチ、サイドシル、バンパーを装備、後部バンパーにはプラスティッククラッディングも見られます。
Eクラスオールテレーンでは、ステーションワゴンより29mm(1.14インチ)高く、リフトアップされたエアボディコントロールアクティブサスペンションにより、最大地上高は156mm(6.14インチ)となっており、Cクラスでも同レベルの変更が予想されます。
キャビン内では、Cクラス同様にデジタルインストルメントクラスタや、10.25インチ、または12.3インチのインフォテイメントディスプレイを搭載するはずです。
パワートレインの詳細は不明ですが、ガソリン、ディーゼルの直列4気筒、マイルドハイブリッドをラインアップ、9G-Tronicオートマチックギアボックスと組み合わされ、「4MATIC」全輪駆動システムが標準装備されることが濃厚です。
Cクラスオールテレーンのワールドプレミアは2022年内とみられ、市場ではアウディ「A4オールロード」や、「ボルボ V60クロスカントリー」などと競合することになるでしょう。