■「IAAモビリティ 2021」で8つのワールドプレミアを計画、うちEVは5台に
メルセデス・ベンツは、主力セダン「Eクラス」のフルエレクトリックバージョンとなる「EQE」を、9月の「IAAモビリティ 2021」にてワールドプレミアすることを発表するとともに、2枚のディザーイメージを公開しました。
ミュンヘンで開催されるIAAモビリティは、IAAフランクフルトモーターショーに代わるモーターショーとなります。メルセデス・ベンツはこのイベントで、8つのワールドプレミアを計画、うち5台はフルエレクトリックモデルになると予想されています。
公開されたティザーイメージでは、EQSのあとをたどり、合理化されたスタイリング、筋肉質のリアハンチ、スリムなテールライトをつなぐLEDストリップライトが見てとれます。
キャビン内には12.3インチのデジタルインストルメントクラスタ、17.7インチのインフォテインメントシステム、12.3インチのクラスタディスプレイと12.8インチの小型インフォテインメントシステムのセットアップなどを装備しています。
またフローティングセンターコンソール、3本スポークのステアリングホイール、タービン式の通気孔、アンビエントライティングシステム、ヘッドアップディスプレイなども採用されています。
市販型では、兄貴分EQSとEV専用プラットフォームを共有、EQSよりスポーティなスタイリング、Sクラス並の居住空間が期待できるといいます。
ラインアップの詳細は不明ですが、最高出力333ps・最大トルク568Nmを発揮、リアマウント電気モーターを備えた「450」バリアントなどが予想されています。このモデルでは0-100km/h加速6.2秒、最高速度210km/h、WLTP航続は485マイル(780km)のパフォーマンスを誇ります。
IAAモビリティ2021では、EQE、EQSの高性能バージョンとなるAMG仕様も登場予定のほか、4.0リットルV型8気筒エンジン、6.1kWhバッテリーパック、最大204psを発揮するリアマウントモーターを備える、全輪駆動の「GT 73 4ドアクーペ」のワールドプレミアも期待されており、システム合計の最高出力816ps、最大トルク1000Nmを発揮すると予想されています。