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■小型・低価格の電卓「カシオミニ」発売
1972(昭和47)年8月3日、カシオ計算機から電卓の歴史を変えた小型・低価格のポケット電卓「カシオミニ」が発売されました。カシオミニは、6桁表示が可能なポケット電卓で、サイズは従来の1/4、価格は1万2800円と従来の1/3で、発売後10ヶ月で100万台を超える大ヒット商品となりました。ポケット電卓の先駆けとなった電卓、これにより電卓は1人1台の時代に突入したのです。「答え一発!カシオミニ」というCMも話題になりましたね。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
●トヨタといすゞが資本提携を解消
2018(平成30)年のこの日、トヨタといすゞが資本関係を解消、トヨタが保有するいすゞの株式を今後売却することを発表しました。トヨタといすゞは、2006年にディーゼルエンジンの開発・生産を中心とした業務提携を行い、トヨタはいすゞの株式を取得。しかし、市場環境の変化などによって協業は上手く進まず、提携の解消に至りました。一旦解消するも、その後今年(2021年)3月に再び相互出資による資本提携を締結しました。目まぐるしい市場環境や社会環境の変化によって、メーカーの動きは刻々と変化しますね。
●トヨタが新世代の乗用車ナディアを発売
1998(平成10)年のこの日、トヨタが新型「ナディア」を発売しました。初代「イプサム」や「ガイア」と共通のプラットフォームを使いながら、3列シートでなく2列シート5人乗りに仕上げたトールワゴンです。
外観は、丸みを帯びたワンモーションフォルム。室内長は十分な室内高に加えて、クラウンに匹敵する室内長を確保し、後席に180mmのスライド機構を組み込んで後方に目一杯スライドすると足元はリムジン並みに広がります。一方で、前方にスライドさせると、十分な荷室が確保できる、広さとともに多彩なシートアレンジが魅力でした。
パワートレインは、上級グレードにリーンバーン(希薄燃焼)が可能な2.0L直噴「D-4」エンジン、その他は2.0L標準エンジンの2種類と電子制御4速ATの組み合わせ、駆動方式はFF主体に4WDも用意されました。トヨタが次世代の乗用車として投入したモデルでしたが、市場では評価されずに販売は当初から伸び悩み、2003年に生産を終えました。
通常のセダンと比べるとユーティリティ面では優れていましたが、3列シートのミニバンと比べるとやはり見劣りしてしまう、中途半端な印象は避けられなかったようです。大人気の3列シートのミニバンに果敢に挑んで、その壁を崩せなかったモデルのひとつですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)