■BMW「i4」のライバルとしてフラッグシップ電気4ドアサルーンに進化
アルファロメオは2018年6月、「8C」および「GTV」などの新型スポーツモデルを市場に投入する計画を発表しましたが、翌2019年11月にそれらのプロジェクトがキャンセルされたことをアナウンスしていました。
その後、アルファロメオCEOジャン・フィリップ・インパラ氏は、別のパフォーマンスモデルと一緒にGTVを復活させたい意向を表明しました。
GTVは、1996年から2006年まで販売されていた2ドアクーペで、アルファロメオ伝統の車名が与えられたモデルです。フロントノーズからキックアップするスポーティでインパクトのあるデザインは、ピニンファリーナに在籍していたエンリコ・フミア氏によるもので、日本でも人気を博しました。
オートカー誌のインタビューでも、同氏は「GTVに非常に興味がある」と述べたといい、現時点で確定事項はないものの、GTVがBMW「i4」のライバルとして、フラッグシップ電気4ドアサルーンに進化させる野心的な計画を検討しているようです。
また他の情報では、レトロにインスパイアされたデザインの2ドアクーペスタイルなど、多くのオプションが現在熟考されているといいます。
さらには電化燃焼とフルエレクトリックパワートレインの両方も検討されているといい、GTV最終市販型の詳細は確定していないものの、復活する可能性はかなり高いといえそうです。
同ブランドでは、2025年までにラインアップを完全に見直す計画に入っており、GTVが復活すれば、FCAとPSAの合併により誕生した「STELLANTIS」(ステランティス)ブランド内で共有する新しい電動プラットフォームを採用されると予想されます。