■クワッドターボディーゼル「M50d」は「M45e」プラグインハイブリッドに変更
BMWが現在開発中の大型クロスオーバーSUV「X7」改良型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
初代となる現行型X7は2019年に登場。LCI(Life Cycle Impulse=マイナーチェンジ)へは少し早いタイミングのようですが、これまでのライバルであるメルセデス・ベンツ「GLS」に加え、レクサスが3列7人乗りとフラッグシップSUVを開発しているという噂もあり、大幅改良が前倒しされるようです。
ニュルブルクリンク高速テストに出現したプロトタイプは、前後をカモフラージュ、フロントグリルがどのように進化しているか判断が難しいですが、決して小さくは見えません。
注目はヘッドライトで、現行型よりかなり低い位置に取り付けられており、ボンネットに接触していません。これは上下二分割されたデュアルヘッドライトが採用される可能性を意味しています。
後部では、LEDテールライトのグラフィックのリフレッシュやバンパーの微調整など小規模な改良に留まりそうです。また内部では、インフォテイメントシステムのソフトウェア・アップデート、トリム類の見直しが図られるはずです。
パワートレインは、最高出力340psを発揮する3.0リットル直列6気筒ガソリンターボエンジンや、最高出力530psを発揮する4.4リットルV型8気筒ガソリンエンジンなどがキャリーオーバーされると予想されますが、クワッドターボディーゼルの「M50d」は近日中にラインアップから外され、「M45e」プラグインハイブリッドにとって代わるほか、フラッグシップモデルとして「M60i」が新たに設定されると噂されています。