「どこまでも行けそう」藤井マリー×トヨタ・ハイラックス【注目モデルでドライブデート!? Vol.93】

■無骨なだけじゃない

「乗り降りはしにくいと思ったけれど、もう慣れたかな」と彼女。彼女にとって、ハイラックスは驚きの連続だったらしい。

藤井マリー×トヨタ・ハイラックス
「強そうなクルマが好き」

まず車体が大きい。全長が5340mmで全幅が1855mm。全幅はともかく、全長は普通の駐車枠からははみ出してしまう。

これでもフォードF150など北米のフルサイズピックアップトラックに比べるとふた回り小さいのだが、日本では基準外のラージサイズだ。狭い駐車場だけでなく、道路でUターンするのもちょっと苦労する。

藤井マリー×トヨタ・ハイラックス
オフロードも得意

着座位置が高いから乗り降りもしづらいし、大きな荷台があるのも不思議だったようだ。ただ、インテリアの質感は無骨なトラックのレベルではなく、しっかりと乗用車。

運転支援系の機能も、衝突被害軽減ブレーキはもちろん、レーダー式のクルーズコントロールまで備えていて、最新の水準と言っていい。

■ハイラックスの世界

藤井マリー×トヨタ・ハイラックス
モダンな室内

ちなみに2020年夏のマイナーチェンジでは顔つきが変わり、無骨になって力強さが増した。「どこまでも行けそうだね」という彼女の印象は、まさしくだ。

このクルマを買うには、勇気がいると思う。トラックという普通の人にとっては非日常のクルマだし、車体は大きいし、1ナンバー登録で高速道路料金が高いことや毎年車検というのもハードルになる。

藤井マリー×トヨタ・ハイラックス
「トラック、楽しい!」

だけど、それを超えて所有した人にしか見えない世界があるのもまた間違いない。それが「ハイラックスの世界」なのだろう。

「わたしは強そうなクルマが好きなの。だからハイラックスは気に入っている」

藤井マリー×トヨタ・ハイラックス
夏は近い

そんな彼女の言葉が、力強い。(おしまい)

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:藤井 マリー/ヘア&メイク:長谷川 さほ/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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