3列7人乗りの新型インフィニティQX60は、日本的なエッセンスを採用したエクステリアと上質なインテリアが特徴

■ナビリンク機能付き「プロパイロット・アシスト」を採用。北米で今秋発売開始

2021年6月24日、INFINITI(インフィニティ)は、3列7人乗りSUVの新型「QX60」を発表し、今秋、北米で販売する予定と明らかにしました。

インフィニティQX60
2022年モデルの新型インフィニティQX60が発表された

インフィニティQX60は、累計販売台数が40万台を超える同ブランドの中核モデル。新型QX60は、現代的な芸術性とクラフトマンシップを備えているそうです。

インフィニティのチェアマンであるペイマン カーガー氏は、「インフィニティにとってQX60は、最重要モデルの1台です。新型QX60で、インフィニティは現代的で日本的なラグジュアリーを表現しました。力強く、直感的な操作が可能で、乗る人に安らぎをもたらすこのプレミアム3列シートSUVは、ユーザーが求めるすべて実現しています」とコメントしています。

インフィニティQX60
新型インフィニティQX60のリヤビュー

新型QX60が積むのは、パワフルな3.5LV型6気筒エンジンで、新型の9速ATと組み合わされます。駆動方式はインテリジェント4WD(四輪駆動)。

ナビリンク機能付きの「プロパイロット・アシスト」なども備わり、高い安全性とドライバーサポート機能も用意されています。「プロパイロット・アシスト」は、急カーブや下り坂で積極的に減速させることが可能で、作動時には速度を自動的に調整。渋滞時には、QX60を減速させて停止させ、最大30秒間の停止後に走行を再開させることができます。

インテリアには、インフォテインメント用の新しい「INFINITI InTouch」12.3インチのタッチスクリーンが搭載され、ワイヤレスの「Apple CarPlay」とUSBベースの「Android Auto」に対応。

インフィニティQX60
ラグジュアリーなムードが漂うインパネ

メーターパネルは、12.3インチのダイナミックメーターディスプレイで、速度やナビの情報などを美しく鮮明に表示されるほか、シャープな10.8インチのヘッドアップディスプレイとの組み合わせも可能になるそう。

エクステリアでは、INFINITIのデザイン言語の新たな特徴であり、夏の夕暮れ時に空を覆う、深い青と紫を再現した鮮やかな「ムーンボウ・ブルー・シェード」が設定されているのが目を惹きます。

インフィニティQX50
インフィニティQX60のキャビン

また、日本独特の繊細なエッセンスがエクステリアに盛り込まれています。ヘッドランプは着物の折り目がモチーフで、フロントグリルには折り紙を想起させるデザインを採用。このダブルアーチのグリルのメッシュは、日本の伝統的な折り紙の複雑な折り目からインスピレーションを得たそう。さらに、革張りのシートは池の波紋がモチーフになっています。

QX60のアイコンであるバッジの下には、INFINITIの文字がエンボス加工されています。さらに、エクステリアは、控えめなキャラクターラインがQX60のサイドを貫き、印象的な2トーンカラーのルーフとボディ下部を分けています。

インフィニティ初のブラックルーフはリヤホイールに向かって伸び、広々としたキャビンを縁取るクロームのアクセントが強調されています。

インフィニティQX60
新型インフィニティQX60のサイドビュー

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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