Sクラス似の新型「ベンツ・Cクラス」がついに国内デビュー! C200の車両価格は654万円から

■新型Sクラスの最新デザイン哲学「センシュアルピュリティ」(官能的純粋)を導入

メルセデス・ベンツ日本が2021年6月29日(火)12時30分より、新型「Cクラス」の国内市場向けオンライン発表会を開催しました。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」のフロントマスク

「Cクラス」は発売以来、約1,050万台もの販売台数を誇るベストセラーモデルで、5代目となる新型においてもエレガントかつダイナミックでスポーティなエクステリア・デザインを纏っています。

約130万画素の解像度を持つ高性能なヘッドライトを搭載。「AMGライン」仕様のラジエーターグリルにクローム調のスリーポインテッドスターが全面に散りばめられているのが印象的。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」AMGラインの煌びやかなラジエターグリル

ボディサイズは全長4,751mm(+65)、全幅1,820mm(+10)、全高1,438mm(‐9)で、ホイールベースが2,865mm(+25)と、現行モデル比で長く、やや広く、若干低くなっています。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」のサイドビュー

エクステリアは新型Sクラス同様、短いフロントオーバーハングと長いホイールベース、流麗なCピラー、そしてフロントアクスルからAピラー下端までの距離を長くとった「キャブ・バックワードデザイン」と称するダイナミックなプロポーションを実現。

サイドビューはショルダー部のレリーフ「キャットウォークライン」と、張りのある面で構成されており、足元のアロイホイール(19インチ)がスポーティな雰囲気を醸し出しています。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」のテールランプ

リヤ廻りは現行モデルとは異なり、クォーターパネル側とラゲッジドア側に分かれた2ピースタイプのテールランプを採用しており、ランプ内の奥行きを感じさせる印象的なデザインを採用。

Sクラス並みになった新型「Cクラス」の豪華なインテリア

インテリアでは新型Sクラスに採用された縦長のセンターディスプレイ(11.9インチ)が採用されており、「Cクラス」では視認性向上のため、ドライバーに向かって6度傾けられているのが特徴。

またドライバー正面のメーターディスプレイ(12.3インチ)と相まって、高級感が漂うデザインとなっています。

●「C300」(本国仕様)の0-100km/h加速は6.0秒と俊足!

機構面では、セグメント初となる「リヤ・アクスルステアリング」の採用も新型の注目ポイント。リヤホイールを最大2.5度操舵可能にすることで、高速域でより高い走行安定性を確保すると共に、低速域では良好な取り回しを実現しています。

また新型では全モデルが電動化されており、全てに第2世代のISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)と、ターボチャージングを備えた48V電気システムを搭載。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」のエンジンルーム

「C300」には2.0L直4ターボエンジン(262ps/40.8kgm)が搭載されており、同エンジンとトランスミッション間に配置したISGモーター(20.2ps/20.4kgm)が加速時などにエンジンをアシスト。9Gトロニック(9速AT)との組み合わせにより、0-100km/h加速=6秒、最高速度=250km/hの動力性能を発揮します。

メルセデス・ベンツ新型「Cクラス」に採用されたISG

また「C200」には1.5L直4ターボエンジン(204ps/30.6kgm)が搭載されており、ディーゼルターボエンジン(200ps/44.9kgm)搭載の「C220d」も存在。

Sクラスそっくりになって先進性が一気に高まった新型「Cクラス」は、今秋の国内発売を予定しており、7月下旬から先行予約が開始されるそう。

ドイツのブレーメン工場から出荷されて次々に日本に新型が到着する日が大いに待たれます。

Avanti Yasunori

【関連リンク】

メルセデス・ベンツ Cクラスオンライン発表会
https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/c-class/saloon-w206/pad/note.module.html

この記事の著者

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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