■マイルドハイブリッドやMC 20と共有する3.0リットルV型6気筒エンジン搭載
マセラティは先日、同社初となるフルEVスポーツ「グラントゥーリズモ」次世代型プロトタイプを公式リークしましたが、今度は新型コンパクト・クロスオーバーSUV「グレカーレ」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
「イタリアに吹く強風」を意味するグレカーレは、同じFCAのアルファロメオ「ジュリア」や「ステルヴィオ」と共有する「ジョルジオ」プラットフォームを採用、アルファロメオ「ステルヴィオ」とほぼ同じボディサイズが予想されます。
マセラティ初のクロスオーバーSUV「レヴァンテ」より下に位置し、市場ではポルシェ「マカン」、メルセデス・ベンツ「GLC」、BMW「X3」らと争うことになるモデルです。
捉えた最新プロトタイプでは、「MC 20」を彷彿させるヘッドライトを装着、怪しげに盛り上がるボンネットフード、同社特有の縦スラットの入ったフロントグリルなどが初めて露出しているほか、アグレッシブなコーナーエアインテークなどが確認できます。
LEDテールライトは、レヴァンテのものと比較してよりフラットなデザインを持ち、テールゲートとほぼ同じ幅の金属製トリムで二分されています。
ボンネットの下には、マセラティのマイルドハイブリッド+2.0リットル直列4気筒ターボエンジンを搭載、上位モデルにはMC 20と共有する3.0リットルV型6気筒「Nettuno」を積み、最高出力621psを発揮すると噂されています。
以前捉えたキャビン内では、コントラストステッチと丸い通気孔を備えたダッシュボードのトップデザインが確認できました。インフォテインメントディスプレイが全く見えなかったため、フローティングデザインではなく、ダッシュボードに組み込まれている可能性がありそうです。
またレザーやそのほかの高級素材を多用し、無線アップデート(OTA)、ワイヤレススマートフォン充電パッドなどの装備も濃厚と思われます。