「屋根を開けて走ったら」辻谷エミリ×マツダ・ロードスター【注目モデルでドライブデート!? Vol.90】

■抜群の爽快さ

後輪駆動で、MTで、オープンボディのスポーツカー。その条件でクルマ選びをしたボクがたどり着いたのは、マツダロードスター」だった。

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
マツダ・ロードスター

世界中に衝撃を与えた初代がデビューしたのは1989年で、もう30年も前のこと。いま新車で売っているモデルは4世代目で、型式名から「ND(エヌディー)」と呼ばれる。

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
「ロードスター、来た?」

乗ってみて意外だったのは、パワー不足を感じないことだ。エンジンは1.5Lの自然吸気(なんと先代よりも非力!)で、最高出力は132ps。数字だけ見ればなんてことはないし、実際に乗っても漲るような力強さがあるわけではない。

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
マニュアル車

だけど、マニュアルミッションを駆使して限られたパワーを引き出しながら走る感覚は、買う前に想像していた以上の爽快さだ。

マツダは「人馬一体」というらしいけれど、クルマを一緒になって走りを楽しむような感覚は確かにある。

●女性にとっては…?

今どきのクルマとしては信じられないほど軽い、1トンちょっとの車両重量もロードスターを語る上では外せない。軽い車体を控えめなパワーを引き出しながら走らせることがこんなに楽しいなんて。

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
丸いテールランプ

しかもロードスターは、屋根を開けて走るだけで普通のクルマとは違う楽しさを味わえる。クルマって屋根がないだけでここまで気分がよくなるとは。

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
ホント、寒くない!?

「パワーのないスポーツカーになんて興味がない」という人もいるかもしれない。でも、ロードスターの楽しさを知ったら、そんなことは二度と言えなくなるんじゃないかな。

唯一気になるのは、彼女がオープンカーをどう思っているのかということ。

風の巻き込みを考えると、女性にとってオープンカーは快適とは言い難いはず。まあ、彼女を乗せているときはオープンにしなければいいんだけど。

実際のところはどうなのか、次のドライブの時に彼女に尋ねてみよう。(つづく)

辻谷エミリ×マツダ・ロードスター
オシャレ内装

(文:工藤 貴宏/今回の“彼女”:辻谷 エミリ/ヘア&メイク:倉橋 奏音/写真:ダン・アオキ

この記事の著者

ダン・アオキ 近影

ダン・アオキ

15年ほど勤めた出版社でリストラに遭い、2010年から強制的にフリーランスに。自ら企画し編集もこなすフォトグラファーとして、女性誌『GOLD』、モノ雑誌『Best Gear』、カメラ誌『デジキャパ!』などに寄稿していましたが、いずれも休刊。
諸行無常の響きあり。主に「女性と車」をテーマにした写真を手がけ、『clicccar』では「注目モデルでドライブデート」の撮影をさせていただいております。感謝。
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