■2.0リットル直列4気筒エンジンにモーターを組み合わせ550馬力を発揮か?
メルセデス・ベンツは2021年2月、主力モデル・新型「Cクラス セダン/ステーションワゴン」を発表しましたが、その頂点に君臨するハードコアワゴン、AMG「C63ステーションワゴン」市販型の最新プロトタイプをカメラが捉えました。
ニュルブルクリンクテストセンター付近で捉えた開発車両は、これまで隠されていたブーメラン型LEDデイタイムランニングライト、ヘッドライトのアウトライン、パナメリカーナグリル、サイドエアインテークが露出。リアエンドでは、刷新されたLEDテールライト、AMG特有のクワッドエキゾーストシステム、ディフューザーなどベースモデルよりアグレッシブな市販型コンポーネントがはじめて確認できます。
足回りでは、フロントにシルバーのツインスポーク、リアに黒のYスポークという前後異なるホイールを装着、最終調整中とみられます。
注目のパワートレインですが、ついにV型8気筒ツインターボを失う可能性が濃厚で、「AMG A45S」に搭載されている2.0リットル直列4気筒エンジンが流用される可能性が高いようです。
A45Sでは最高出力416psを発揮しますが、C63では電気モーターと組み合わせるPHEVに進化。最高出力550ps・最大トルク800Nmを発生するという最新情報を入手しました。
下位モデル「C53」では最高出力は420ps程度に抑えられると思われます。ギアボックスは9速AT、駆動方式は全輪駆動システムが有力です。
AMG C63 ステーションワゴンの登場は、2022年前半あたりと予想されます。