■「Project PEAR」の新しいティザーイメージも初公開、価格は330万円に
「Fisker」(フィスカー)は、次世代EV「オーシャン」を2022年までに生産することを発表していますが、2027年までにカーボンニュートラルなモデルを生産することを新たに発表しました。
カーボンニュートラルとは、CO2を原料にした合成燃料で、CO2排出量削減に貢献するものです。
すでにコンセプトモデルが公開されている「オーシャン」は、同ブランド初のEVクロスオーバーで、80kWhのバッテリーを搭載し、350マイル(560km)の航続距離を誇ります。
市販型には新世代EVプラットフォームを採用し、米国で約410万円というフィスカーとしては安価な価格設定も話題です。
カーボンニュートラルの車両に関して詳細には触れられていませんが、調達、製造、ロジスティクス、使用段階、そして耐用年数を含む、自動車のライフサイクルの5つの段階すべてに焦点を当てると述べています。
また生産型では、再生材料と再生部品を使用し、再生可能エネルギーのみで可動する工場で製造するとも発表しました。
同社CEOのヘンリック・フィスカー氏は「2027年までにカーボンニュートラルな車両を生産するという野心的な目標を達成することで、モビリティ業界を根本的に作り変えることを計画します」また「カーボンニュートラルに協力してくれる企業から、アルミニウム、スチール、電子機器、リチウムイオン電池など重要な部品の調達に注力するチームがすでに組まれています」と付け加えました。
今回の発表にともない、フォックスコン・テクノロジー・グループとの提携による共同開発プロジェクト「Project PEAR」の新しいティザーイメージを初公開、曲線美のボディワークと洗練されたキャビンを持っていることを示唆しています。
オーシャンに続くこのEVの価格は3万ドル(約330万円)と伝えられています。
価格路線変更する同ブランドですが、今後もコスパの高い魅力的モデルが期待できそうです。
(APOLLO)