■「稲妻」を意味する「Folgore」ドライブトレイン採用。内燃機関バージョンも提供か?
2月にマセラティ・グラントゥーリズモ次世代型プロトタイプの初スクープに成功しましたが、その最新の開発車両が公式リークされました。
初のティザーイメージのため、ディテールは隠されていますが、「MC20」と同様の新しいヘッドライトを装着していることがわかります。また同ブランド特有のワイドグリルや、コーナーに押し出された大型エアインテークなどが見てとれると同時に、現行型よりラウンドしたフロントエンドが確認できます。
リアエンドの画像はありませんが、新設計されたLEDテールライトの一部が見えます。またCピラーに沿ってクラッディングが装着されている様子がうかがえ、刷新されたデザインに期待がかかります。
グラントゥーリズモ次世代型は、フルエレクトリックパワートレインを提供する同ブランド初のモデルとなりますが、「MC20」に搭載されている3.0リットルV型6気筒ツインターボエンジンを搭載、最高出力は630psを発揮するICE(内燃機関)バージョンも噂されています。
EVバージョンでは、イタリア語で「稲妻」を意味する「Folgore」ドライブトレインが初めて採用されます。フロントアスクルに1つ、リヤアスクルに2つのトリプルモーターセットアップを搭載し、AWDと組み合わされます。
リヤモーターには、アクティブトルクベクタリングを可能にする個別の出力およびトルク管理を備えます。最高出力はガソリンより強力で、700ps以上も期待できるでしょう。
グラントゥーリズモのワールドプレミアは2021年内と予想され、派生オープンモデルの「グランカブリオ」は2022年内のデビューが期待されています。2021年内には新型SUV「グレカーレ」も発表予定で、2024年までには16台の新型モデルが登場予定となっています。