■新世代デザイン哲学「Opposites United」を採用、「X-Line」も設定
韓国・起亜は、グローバルモデルである主力クロスオーバーSUV「スポーテージ」新型をワールドプレミアしました。
初代スポーテージは1993年に発売、マツダ「ボンゴ」のコンポーネントを流用していました。4代目は2015年に登場しており、6年ぶりのフルモデルチェンジとなりました。
5代目となる新型は、同社「EV6」でデビューした新世代デザイン哲学「Opposites United」を採用、まったく新しいデザインで登場しました。
フロントエンドには「Kia」の新しいロゴや、三菱「アウトランダー」を彷彿させるLEDデイタイムランニングライトを装備、「デジタルタイガーフェイス」と呼ばれる「タイガーノーズグリル」の変形バージョンも見られます。
サイドビューは、シンプルなボディ表面を強調するすっきりとしたラインが特徴的です。オプションのブラックルーフ、足回りには輪郭のはっきりとしたロゴ入りのホイールが装着されています。そしてリアエンドでは、広いショルダーと躍動感のあるスポーティなLEDテールライトが確認できます。
キャビン内では、10.25インチのインストルメントとインフォテイメントと組み合わせた湾曲ディスプレイを搭載、近未来キャビンデザインが見てとれます。エアベントでさえ、ツートンカラーのキャビンとともに、ダッシュボードを際立たせるようデザインされているようです。
「X-Line」では専用のバンパー、サイドシル、カーブしたルーフラックを装着、内部ではX-Lineを象徴するセージグリーン、ブラックシート、大胆なキルティングとブラック・メタルウッドを装備して提供されるといいます。
新型スポーテージは今年2021年後半にグローバル市場で発売が予定されており、その日が近づくにつれパワートレインやそのほかの詳細が明らかにされるはずですが、全輪駆動とシフトバイワイヤーギアセレクタを備えた、1.6リットルガソリンエンジンと電気モーターを搭載するプラグインハイブリッドなどが予想されています。