■海外市場では「Z」の車名が有力、最高出力400馬力か
日産は2020年9月、2ドアクーペ・新型「フェアレディZ」のプロトタイプとなる「Z Proto コンセプト」を初公開しましたが、その最終市販モデルを2021年8月17日にワールドプレミアすることを発表しました。
昨年発表されたコンセプトでは、フロントエンドやロングフード、キャビンを「240Z」(S30型)から継承、リアエンドは4代目(Z32型)からインスピレーションを得たデザインで仕上げ、レトロ感をうまく調和させたエクステリアが特徴です。
当時の日産デザイン責任者アルフォソン・アルバイサ氏は、「我々のデザイナーは各世代を調査しながら数え切れないほどの研究とスケッチを作成し、新型モデルを完成させました」と述べています。
市販型はコンセプトモデルに非常に近いと思われますが、グリル、ヘッドライトのグラフィック、LEDテールライトを微調整するほか、ダックテールスポイラーを装着すると予想されています。
パワートレインは、3.0リットルV型6気筒ツインターボチャージャーエンジンを搭載、6速マニュアルトランスミッションと組み合わされます。最高出力は400psと予想され、トヨタ「スープラ」よりパワーが優れていると予想されます。
また市販型は「400Z」と噂されていましたが、最新情報では日本を除くすべての市場において、単に「Z」と名付けられる可能性があるといいます。
市販型の価格は、米国で34,995ドル(約385万円)で、スープラ3.0より16,950ドル(約186万円)安いと予想され、コストパフォーマンスが高いのも特徴です。
フェアレディZ市販型デビューは8月17日で確定、予約スタートは11月となりそうです。