トヨタ・シエンタが一部改良。オートライトを標準化し、ブラックコーディネイトの特別仕様車を設定

■特別仕様車に「パーキングサポートブレーキ」、バックカメラを特別装備

トヨタシエンタは、全長4260×全幅1695×全高1675mmという5ナンバー枠に収まるサイズで、2列5人乗り、3列7人乗りを設定しています。

ライバルはホンダ・フリードで、フリードの2020年4月〜2021年3月までの登録台数は、7万3368台で前年同期比86.9%。一方のシエンタは、同時期の登録台数は6万8233台で、前年同期比63.1%。

トヨタ・シエンタ
一部改良を受けたシエンタ。写真は「X」のハイブリッド車(7人乗り)

最近の販売台数では、フリードにリードを許しているシエンタが2021年6月2日に一部改良を受けると共に、特別仕様車の「G“Safety Edition Ⅱ”」「FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”」が設定されました。ベース車は、前者が「G」、後者が「FUNBASE G」。

トヨタ・シエンタ
特別仕様車の「G“Safety Edition Ⅱ”」。写真はハイブリッド

コンライト(オートライト)が全車標準装備に拡大され、「AUTO」にしておくことでトンネル内や夜間時などのライトの点け忘れを防止できます。

外灯や街の明かりがたくさんある都市部では自発光式メーターが普及している中、無灯火で走るクルマを頻繁に見かけるだけに、オートライトの義務化(新型車は2020年4月1日、継続車は2021年10月1日から)は大歓迎です。

特別仕様車の「G“Safety Edition Ⅱ”」「FUNBASE G“Safety Edition Ⅱ”」には、エクステリアにブラック加飾が施されたアウターミラーとホイールキャップを用意。インテリアも特別装備としてブラックでコーディネイトされています。

さらに、衝突被害軽減に寄与するインテリジェントクリアランスソナーの「パーキングサポートブレーキ(対象物は静止物)」、後方映像を表示して車庫入れをサポートするバックカメラを含む「ナビレディパッケージ」も特別装備されています。

トヨタ シエンタ
ブラックでコーディネイトされた特別仕様車のインテリア

またボディカラーに、特別設定色の「グレイッシュブルー」を含めた計5色が用意されています。価格は、カタログモデルが181万8500円~258万円。特別仕様車が211万~251万7000円となっています。

塚田 勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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