■京都に日本初の水力発電所が誕生
1892(明治25)年6月4日、京都の蹴上に日本初の水力発電所が完成しました。琵琶湖から引いた疎水運河の水を30数メートルの落差で発電所に導き、ベルトン式水車で2台のエジソン式発電機を回転させて発電しました。発電能力は160kW、現在の約1万分の1ですね。
また今日は、語呂合わせで「虫(64)歯予防デー」です。1928(昭和3)年に日本医師会が提唱して制定されました。また1958年からは、6月4日~6月10日の1週間が「歯の衛生週間」に定められました。なぜ虫歯と呼ぶのかご存知ですか? 昔の人が何かの虫が歯を侵食すると考えた説、蝕(むしば)むが虫歯に変化したという説など、他にもいろいろな説があるようですが、実際のところはっきりしないそうです。
さて、クルマ界の今日は何があったのでしょう?
2009(平成21)年6月4日、富士重工(現、スバル)が軽の電気自動車「プラグインステラ」を発表、販売は7月下旬から始まりました。
ステラは、プレオの後継車として2006年に誕生したハイトワゴンです。プラグインステラはステラをベースに、エンジンルームに電動パワーユニット、床下にリチウムイオン電池を搭載して電気自動車に仕上げました。永久磁石式同期モーターを使った前輪駆動で、容量9kWhのリチウムイオン電池によって満充電時の航続距離は90km(10-15モード)を実現、また最高出力47kWの性能を発揮しました。
車両価格は472万5000円ですが、次世代自動車の対象車として最大138万円の補助を受けることができ、さらにエコカー減税として重量税と取得税が免税されました。
2009年には、法人・自治体向けで170台を計画、その後も一般ユーザーへの販売はせず、2011年3月にはあっさりと販売を終了してしまいました。もともと量産対応するつもりはなく、市場の反応を見るために投入したようです。スバルとしては、時期尚早と判断したということですね。
一方、同時期に販売を開始したi-MiEVは、その後も量産販売を続けましたが、残念ながら2021年3月に販売を終了しました。安価がウリの軽では、リチウムイオン電池のコスト負担が大きいので難しいですね。
毎日が何かの記念日。それではまた明日!
(Mr.ソラン)