ヤマハの三輪電動アシスト自転車「PAS ワゴン」の2021年モデルは、アシスト力の向上と快適な乗り心地を実現

■高級感のある落ち着いた色合いの「カカオ」を新設定

速度域を問わず高い安定性、低速時や旋回時でも倒れにくい、高い積載性などの利点を持つ三輪自転車。ヤマハ発動機は、三輪の電動アシスト自転車「PAS ワゴン」のアシスト力の向上などの改良を実施し、2021年モデルとして6月18日に発売すると発表しました。

ヤマハ PASワゴン
ヤマハの「PASワゴン」が2021年モデルにスイッチ。写真は新色の「カカオ」

さまざまな利点に加えて、電動アシスト化により楽に走り出せたり、坂道でもスイスイと走破できる「PAS ワゴン」は、積載性も優れていて、毎日の買い物に便利な電動アシスト自転車。ほかにも、足つき性とまたぎやすさに優れた低床U型フレームの採用をはじめ、低重心で実用的なリヤバスケットを装備。

ヤマハ PASワゴン
明るい雰囲気の「エスニックブルー」

さらに、バッテリー残量を大きな数字で表示するなど、見やすくて操作しやすい「液晶かんたんスイッチ」、シンプルな「強」と「弱」2つの走行モードなどが用意されています。メインユーザーであるお年寄りだけでなく、配達なども含めて幅広い層に使いやすいモデルになっています。

今回、発表された2021年モデルでは、高回転ペダリング時でも伸びやかで、快適な乗り心地を実現するという、アシスト制御の変更、「強」モード時でのアシスト力のアップが盛り込まれています。こうした改良により、坂道などでもより快適な走りが可能になったそう。

また、2021年モデルはスタイリング、快適機能は変わっていないものの、高級感のある落ち着いたカラーの「カカオ」が新設定され、「エスニックブルー」「アイボリー」を含めた全3色展開となっています。

ヤマハ PASワゴン
ヤマハPASワゴンの「アイボリー」

「PASワゴン」のサイズは、全長1665×全幅580×サドル高710〜825mm。身長の目安は、139cm以上となっています。

一充電あたりの走行距離は、強モードが57km、弱モードが77km。充電時間は約4時間。2021年モデルの価格は、21万4500円です。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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