■ジーリーの新世代「SEA」プラットフォームを採用、最高出力は268馬力
ダイムラー「Smart」(スマート)は、同社初となるクロスオーバーSUVを9月に初公開することを発表、その最新情報を入手しました。
欧州Bセグメントとなる新型SUVは、メルセデス・ベンツと中国ジーリーのコラボレーションによるモデルとなります。
両社は昨年合併事業に着手、Smartの経営を立て直す計画を明らかににするとともに、次世代スマートの開発、および生産することを目的としたグローバルエグゼクティブチームを設立したこと明らかにしています。
車内コード「HX11」と呼ばれる新型SUVは、ジーリーの新世代「SEA」プラットフォームを採用、エレクトリックモデルとなることが濃厚で、最高出力268psを発揮、後部に電機モーター、70kWh未満のリチウムイオンバッテリーが積まれる予定です。
中国のNEDCテストサイクルでは、航続距離が最大430マイル(680km)と伝えられており、今後はボルボが開発中と噂されるコンパクトクロスオーバーSUV、「XC20」と車台を共有すると思われます。
またプラットフォームは800Vの急速充電に対応、20分で100kmの航続可能な充電を満たしてくれます。
スマート電気SUVのワールドプレミアは、9月にミュンヘンで開催される「IAAモビリティ」で、中国で生産、2023年から発売されると予想されています。