■EVサルーンEQSの頂点、最高出力は670psの噂
メルセデス・ベンツは、4月にフラッグシップEVサルーン「EQS」を発表しましたが、その超高性能モデルとなる「EQS AMG」発売が確実となっています。
高性能部門AMGは2020年10月、同ブランドが2021年内に複数のEVモデルの開発、発売することを発表しており、その1台とみられます。
カモフラージュが施されているため、一見ベースモデル「EQS」と大きな違いがないようにみえますが、よく見ればこのプロトタイプが通常のEQSでないことを証明する明確な違いが見えてきます。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、フロント&リアエンド、ドア、サイドスカート、ルーフをカモフラージュ。
しかし、AMGブランドのイエローフロントブレーキキャリパー、カーボンセラミックブレーキディスクを装着しているほか、ボディが若干ローダウンされ、噂ではトレッドが1〜2インチワイドになっているといいます。
さらに、フロントバンパーがわずかながらアグレッシブな形状に変更され、リアスポイラーがよりコンパクトに、そしてヘッドライトの内側がブラックアウト風の処理となっていることがわかります。
ベースモデルとなるEQSは、「EQS 450+」が最大出力333hp、最大トルク57.9kgm、「EQS 580 4MATIC+」は最大出力523hp、最大トルク87.2kgmを引き出します。AMGモデルでは、最高出力が600hpを遥かに超え、670hpまで向上するとも噂されています。
気になるラインアップですが、すでに「EQS 43」「EQS 53」「EQS 63」の商標登録が確認されており、これらがそのまま設定される可能性があります。AMGモデルのEQSは、2022年初頭のワールドプレミアと予想されています。