アイサイトVer.3搭載車の追突事故発生率0.06%!SUBARUレヴォーグが「JNCAP」で5つ星のファイブスター賞をトップの得点で獲得

■「アイサイトX」の装着率は93%SUBARU車の死亡事故は年々減少

SUBARUレヴォーグ
「SUBARUテックツアー レヴォーグ総合安全性能説明会」をプレス向けに開催した

2021年5月、「SUBARUテックツアー レヴォーグ総合安全性能説明会」と題したプレス向けのオンライン説明会が開催されました。SUBARUレヴォーグが、自動車事故対策機構(NASVA)の「JNCAP」において、5つ星となるファイブスター賞を獲得しただけでなく、トップとなる評価を獲得したことも併せて報告されています。

最新のJNCAPは、

1.衝突安全(フルラップ、オフセット、側面衝突、後面衝突頚部保護、歩行者保護、シートベルト着用警報)
2.予防安全(衝突被害軽減ブレーキ、車線逸脱抑制、後方視界情報、高機能前照灯、ペダル踏み間違い時加速抑制装置性能)
3.事故自動通報システム

の3つの大きな評価項目による総合評価で下されるものです。

SUBARUレヴォーグ
レヴォーグの「アイサイトX」装着率は、約93%に達するという

レヴォーグは、190満点中186.9点でトップとなる評価になったそうです。ここでは、SUBARUの予防安全性能とドライバーサポート機能である「アイサイト」について、最新のデータをご紹介します。

まず、同社によると、「アイサイトVer.2」搭載車の追突事故発生率は、非搭載車から84%減少し、歩行者事故発生率は49%減少。さらに、「アイサイトVer.3」になると、搭載車の追突事故発生率は、0.06%と追突事故抑制に大きな効果を発揮しています。

SUBARU
レヴォーグのプロジェクトゼネラルマネージャー五島 賢氏

また、日本において過去5年間に初年度登録されたSUBARU車が関連する死亡事故件数は、

・2017年が8件(歩行者・自転車が7件、車両単独が1件)
・2018年が7件(歩行者・自転車が4件、車両相互が1件、車両単独が1件)
・2019年は3件(歩行者・自転車が1件、車両相互が1件、車両単独が1件)

と、年々死亡事故も減っています。

さらに、レヴォーグには「アイサイトX」が設定されています。2021年5月現在で、2万4000台を受注しているという同モデルのうち「アイサイトX」の装着率は93%。安全、快適への注目度の高さがうかがえます。

SUBARUレヴォーグ
「アイサイトX」の渋滞時ハンズオフアシストのイメージ

なお、レヴォーグの「アイサイト(セイフティプラス)」は、衝突回避シーンが「自車右折時の対向車」、「自車右折時の対歩行者」、「横断自転車」に拡大されています。さらに、プリクラッシュステアリングアシスト(システムが周囲に回避スペースがあると判断すると、ステアリング制御も合わせて行い衝突回避をサポート)、エマージェンシーレーンキープアシスト、前側方プリクラッシュブレーキ、前側方警戒アシストなども搭載されています。

SUBARUレヴォーグ
「アイサイト(セイフティプラス)」の衝突回避シーンが「自車右折時の対向車」などに拡大している

加えて、「アイサイトX」では、3D高精細地図ユニット、12.3インチフル液晶メーター、ドライバーモニタリングシステム、ステアリングタッチセンサー、準天頂衛星「みちびき」対応により、カーブ前速度制御、料金所前速度制御、アクティブレーンチェンジアシスト、渋滞時ハンズオフアシスト、渋滞時発進アシスト、ドライバー異常時対応システムが用意され、安心・安全、そして快適なロングクルーズを享受できます。最新のJNCAPでファイブスター賞をトップの得点で獲得したSUBARUレヴォーグ。クルマ選びの1つの評価基準として参考になるはずです。

塚田勝弘

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる