ジャガー初となるPHEV「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」が20台限定・933万4000円で受注を開始

■1.5L直列3気筒ガソリンエンジンに「エレクトリック・リヤ・アクセルドライブ(ERAD)」を組み合わせる

2021年5月21日、ジャガー初のプラグインハイブリッドで特別仕様車の「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」が、電動化戦略と共にオンラインで発表されました。

ジャガーE-PACE PHEV LAUNCH EDITION
ジャガー「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」の受注を開始

85年以上の歴史を誇るジャガーは2025年から全モデルEV化を宣言していて、現在導入されているEVは同ブランド初のバッテリーEVである「I-PACE」があります。

同日から受注が開始された「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」は、日本向けではジャガー初となるプラグインハイブリッド (PHEV)。1.5Lの直列3気筒INGENIUM(インジニウム)ガソリンエンジンを搭載。

ジャガー E-PACE PHEV LAUNCH EDITION
普通充電のみの対応となる「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」

モーターが後輪を駆動する「エレクトリック・リヤ・アクセルドライブ(ERAD)」が組み合わされ、エンジンとモーターの両方を合わせた最高出力は309PS・最大トルクは540Nm。0-100km/h加速は6.5秒でクリアし、最高速度は216km/hに達します。

床下にリチウムイオンバッテリーを配置し、容量は15kWh。200Vの普通充電に対応し、自宅をはじめ、サービスエリアや商業施設などにある普通充電も可能。充電ソケットは洗練された「E-PACE」のデザインを損なわないよう、車両左後方部に用意されています。

また、PHEVの利点を活かした多彩な走行モードが備わります。「EVモード」「ハイブリッドモード」「アテインモード」の3モードから選択可能で、「EVモード」は最長55kmのモーター走行が可能。通常の走行に向く「ハイブリッドモー ド」は、走行状況などに応じて最適なパフォーマンスと高効率的な走りができるように、エンジンとモーターを自動的に切り替えて走行。

ジャガー E-PACE PHEV LAUNCH EDITION
「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」のインパネ

なお、バッテリー残量の表示が0%になっても、全輪駆動を必要とする際に備えて、約20%の電力を残す設定になっているそう。そして「アテインモード」は、エンジンを主動力源として使用し、バッテリー残量85%を維持、または85%になるように充電するチャージモードです。

ちなみに、70mph(112km/h)で走行すると、約90分間で85%に達するとのこと。特別仕様車の「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」は、E-PACEのスポーティさを強調し、さらに充実した装備が用意されています。「ブルーファイヤーブルー」のボディカラーに、「サテンダークグレイ」の20インチアルミホイールをコーディネイト。

ジャガー E-PACE PHEV LAUNCH EDITION
ボディカラーは、「ブルーファイヤーブルー」になる

さらに、インテリアにはシックな色合いの「ウィンザーレザースポーツシート」が備わります。車内に明るさと開放感をもたらす「パノラミックルーフ」をはじめ、「プレミアムアップグレードインテリアパック(空気清浄システム」「プレミアムキャビンライト」「イルミネーテッドトレッドプレート」「テクノロジーパック(ワイヤレスデバイスチャージング」「ClearSight インテリアリヤビューミラー」、ヘッドアップディスプレイ、「インタラクティブドライバーディスプレイ」などのオプションも特別装備。

ほかにも、MERIDIAN サウンドオーディオシステム、第2世代アクティビティキー(時計機能付きタッチスクリーン付。1回約2時間の充電で最長10日間使用可能で、キーレスエントリー対応) 、パワージェスチャーテールゲートなどが備わります。

なお、同特別仕様車の購入特典としてジャガー推奨の家庭用充電器(戸建て向け標準工事費用含む)を無料で付帯するそう。また、2021年5月22 日(土)から5月30日(日)までの期間限定で、「JAGUAR POP UP ショールーム」が東京都南青山にオープンします。同会場では、「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」の実車が日本で初めて公開されます。

ジャガー E-PACE PHEV LAUNCH EDITION
20台限定の「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」

先述のように、電動化へのカウントダウンが5年を切った新たなジャガーの世界観が発信されます。

「E-PACE PHEV LAUNCH EDITION」は20台限定で、価格は933万4000円。ベースとなるE-PACE(純内燃機関仕様)は、全長4410×全幅1900×全高1650mmで、全長は短め、全幅はワイドというサイズ感になっています。

塚田勝弘

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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