■ワイドかつワイルドなカーボンファイバー製スポイラーを装備
ドイツを拠点とし、ポルシェのチューニングを専門に手掛ける「THCHAT」(テックアート)が開発を進める「GTストリートR」市販型プロトタイプを、カメラがはじめて捉えました。
テックアートは2016年に「ポルシェ911ターボS」をベースとするチューニングカー「GTストリートR」を発表していますが、その後継モデルとなります。
シュトットガルトのダウンタウンパーキングで捉えたプロトタイプは、「GT3」のような大きな吸気口を備えたカーボンファイバー製のフロントフードを装備、フロントでのリフトが大幅に減少することにより、911ターボSより大幅にエアロダイナミクスが改善されています。
またエアベントを備えるワイドなフロントフェンダー、新設計されたバンパーも確認できます。
リアエンドには、新しいディフューザーの上に配置されたアグレッシブなバンパーを装備。このディフューザーには1対の巨大なセンターエキゾーストパイプがインストールされています。
後部で最大の変化は、カーボンファイバー製スポイラーです。ワイドかつワイルドなウィングは、ダウンフォースを最大化しているといいます。また、足回りはカーボンファイバーエアロダイナミクスディスクを備えた「FormulaVI」レースホイールで武装しています。
車内にはロールバー、スポーツシート、専用のステアリングホイールを装備し、カーボンファイバートリム、アルカンターラなど専用デザインになることも間違いないでしょう。
その心臓部には進化したターボチャージャーを搭載、2016年モデルでは最高出力770ps・最大トルク920Nmを発揮しましたが、新型モデルでは、最大800psへ向上すると予想されています。
テックアートGTストリートのワールドプレミアは、今後数週間以内とみられています。