バーチャルから現実へ!ポルシェ次世代マカンEV、後続は482kmへ

■4モーター搭載の噂、テスラ「モデルY」に迫るスペックに

ポルシェは『マカン』次期型に設定されるフルエレクトリックバージョン市販型プロトタイプが公式リークしましたが、1回の充電における航続距離がEVセダン「タイカン」を大幅に超える可能性が高いことがわかりました。

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ポルシェ マカンEV プロトタイプ

マカンは2014年から欧州、ならびに日本市場で発売。2019年には初の大幅改良が行われていますが、すでに次世代型の開発に着手しています。

次世代型では、市場により需要が異なるため、EVとICE搭載モデルを数年間並行して販売する予定です。

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ポルシェ マカンEV プロトタイプ

注目はバッテリー技術の進化による航続距離です。

EV仕様は4モーターなども噂されていますが、その新バッテリーの航続距離はフォード「マスタング マッハE」やテスラ「モデルY」と並ぶ300マイル(482km)と予想され、「タイカン」2021年型の450kmを大幅に更新します。

マカンEV市販型には、アウディと共同開発されたVWグループの「PPE」(プレミアムプラットフォームエレクトリック)を採用、同グループのEVモデルと今後幅広く共有されることになります。

また最大270キロワットの急速充電にも対応、米VWの子会社である「ElectrifyAmerica」充電ネットワークとパートナーシップを強化することも計画しているようです。

公開されたプロトタイプは、タイカンに似たヘッドライト、トリムでマスキングされたBピラー後部のアーチ型ルーフラインが見てとれます。

リアエンドには新グラフィックのテールライト、新設計されたテールゲートが確認できるほか、フェイクのツインエキゾーストパイプも見てとれます。またタイカン同様に左右のリアフェンダーに充電口を配置している様子も伺えます。

エレクトリック・マカンは2023年までにデビューすると伝えられており、2022年末までに生産が開始されると予想されています。

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アポロニュースサービス代表取締役。1965年東京生まれ・世田谷区在住。通信社を経て1996年に独立、レンタルポジ&ニュース配信会社アポロニュースサービスを設立した後、2016年にはカーメディア「Spyder7」編集長に兼任、多数のメディアへ新車スパイショット配信も手掛けております。
通信社入社と同時に新車スクープに関わり、これまで35年間、新型モデル開発を追い続け、現在は新車スクープ原稿を年間800本以上執筆、日本で一番新車スクープ記事を書く男としてギネス申請中!?
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