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■オフィシャルさん、チームスタッフさんたちにいつも守られ、助けてもらえて感謝!
●プロフェッショナルなオフィシャルさんの仕事がスゴイんです☆
こんにちは! 元SKE48・梅本まどかです☆
今までも何度か新城ラリーについて書いてきたのですが、今回はオフィシャルさんについてです。
2021年3月20日(土)〜21日(日)に行われた全日本ラリー選手権・第2戦「新城ラリー2021 Supported by AICELLO」。
日曜日に行われたDAY2で凄い雨が降ったことやびしょ濡れ事件についてうめまど通信vol.33で書いたのですが、この日のオフィシャルさんの動きがすごく印象に残っているのです。
まず、今回の新城ラリーはコロナウイルの影響で無観客となったのですが、変わったのはそれだけではなく、ブリーフィング(主催者が参加者に向けて行うミーティング)や表彰式が無くなったり、受付のためにHQ(本部/ヘッドクオーター)に入る際に1組ずつしか入れないなど、感染対策が行われていました。
その対策はラリー中も行われて、今回はTC(タイムコントロール)でオフィシャルさんがタイムを書くのではなく、コ・ドライバーがオフィシャルの指示や確認のもと、タイムを記入するようになっていました。
これは、オフィシャルとエントラントの接触を防ぐためです。晴れの時はタイムをホワイトボードに記入していただき、そこに書いてある数字をコ・ドライバーがタイムカードに書くのですが、DAY2は雨。それもかなり強い雨でした。
普通に行う時もカッパを着て、雨に打たれながらいつも働いて下さっているオフィシャルさんには感謝ですし、凄いなと思うのですが、今回ホワイトボードの文字って大丈夫かなと心配していると…。
なんと、雁峰北にいたオフィシャルさんは、わかりやすいようにタイムをめくって表示できるものを提示していたのです!!!
なんだこれは! 凄い対策!と思わず感動してしまいました。
新城ラリーはもう何年も行われているので、そういった知識からくるものかわかりませんが、こういった準備をされている素晴らしさに感動。
さらに、スタート前では止まっている車両などがあると、距離やどの辺りに何のクルマがいるかなど、オフィシャルがわかる範囲で「この辺りにいるので気をつけて走行して下さい」と教えてくれるのですが、その話し方がとてもわかりやすくて、ペアを組むドライバーの村田康介選手と「あのオフィシャルさん凄いね!」と。
この日は雨のラリーで少しドキドキしていたのですが、なんだかこの素晴らしさにパワーをもらって「よし! やるぞ!」と思えたのです。
雨の中全員にわかりやすく伝えるのは、オフィシャルの役目といえばそうなのですが、でもしっかり、わかりやすく、素早く言えるあのオフィシャルさんは、ホントに振り返るととてもかっこよかったなと感じます。
●雨の中のチームスタッフさん、カッパ着てドロドロになりながらの作業が大変なんです!
雨の中のラリーはドライバーはもちろんですが、オフィシャルさんも大変。もちろんチームも。
特にメカニックさんは今回、凄く大変だったと思います。午前でキャンセルになったDAY2ですが、パルクフェルメ(車両保管所)解除になってから、車内までベタベタになってしまった車両やテントの片付け。朝からタイヤ交換もして雨にうたれて…。みんなぐったりでした。
晴れていても何かあれば急いで直したり、助けてくれるのですが、雨の中だとカッパを着て、ドロドロになりながらもいろいろ整備して下さるのです。だいぶ寒くなって身体も冷えるしきっと体力的にも雨は辛いと思います。
実は、Wellpine Motorsportのチームは年齢層がかなり若いのです!
去年から担当してくれているメカニックさんは、私より年下。それに加えて今回もう一人メカニックとして来てくれた愛知県出身の方も20代。監督曰く「ウチが1番平均年齢低いよ」と。体力的には若いので丈夫っていう面もありますが、監督の方針で「もっとラリーを広めたい!」「参加してもらいたい」っていうのが前提にあり、SNSで募集をかけ面接をして、採用しているそうなんです。
村田選手とリエゾン(移動区間/ロードセクション)中にメカニックさんの話になった時に「最初は若くて驚いたけどしっかりしてるよね!」と。
いろいろマメに連絡したり、困った時はいつも対応してくれたり、送り出してくれる時も気持ちが伝わってきて、凄く気合いが入るんです。
今回、実は初めて使うインカムだったので、予備も積んで下さり、しっかりレクチャーしてくれたりも。軽量化するためにいろいろ剥がしたり組んだりしてくれたのもこのメカニックさんなんです!
私はホントに恵まれた環境でラリーをさせて頂いているな!と、新城ラリーに1年ぶりに参戦できたこともあり、しみじみ感じました。
みんなで悩んだ時は、一昨年担当して下さったメカニックさんも来てくれて、一緒に悩み解決してくれたりも。
実は、去年新城ラリーに参戦したときは違うメカニックさんだったのですが、そのときに担当して下さった方もとてもいい人で、信頼関係が築けて良かったと感じた事がありました。
監督不在の中行われたので、チーム間でのやりとりが上手くいかなかった事があったのです。でも、そんな中でメカニックさんとだけはお互いに直接話ができていたので、上手くできた部分もあり、ラリーはドライバー/コ・ドライバーとの信頼も大事ですが、メカニックさんとの関係性もとても大切。
これを去年とても感じる事が出来たからこそ、今回の思いがあったのかもしれません。
実はメカニックさんは毎日私たちと一緒に現地入りして下さり、片付けするためにいつも最後まで残って作業してくれていました。だから朝早くて遅いんです。
何故かいつも1番早く着いて待って下さっているNENCさんたちもいるのですが、こうやって沢山の方に支えて頂いているのだなと今回ホントに感じました。
他にも今年も支えて下さると言ってくださったスポンサーさんも、去年からコロナウイルスの影響で挨拶など中々行けないのですが、いつも見守って応援して下さりホントに感謝です。新城ラリーではいろいろあったけど、このチームで参戦させてもらえてホントによかったなと感じました。
モントレーではチームや関わって下さっている皆さんにも「応援してよかった」「一緒にやれてよかったよ」と言って頂けるように頑張ります!
PS. 次回は久しぶりに愛車の話です☆
お楽しみに!!!